こんにちは。
介護業界で働いて10年目の管理職、ユウ(@yuyuhoimin)です。
ということで今回は、
「転職でアピールできる介護職の強みが知りたい人」
「介護職から異業種へ転職する際の自己prの書き方や例文が知りたい人」
のために、異業種へ転職する際に活きる介護職としての強みとその伝え方やそもそも介護職を辞めたいと思う理由やあ現場について網羅的に解説していきます。
- この記事を書いているぼくは介護業界に勤めて10年目
- 面接官として実際に採用や人事にも携わっている
- 社外の他業種との関わりも多く様々な意見を収集
本記事を読み終えると他職種からの採用率がガツンと上がるかと。
介護から転職する際にアピールできる7つの強み
早速ですが下記のとおりです。
- その①:ストレスマネジメントができる
その②:コミュニケーション能力がある
その③:潜在ニーズを汲み取れる
その④:情報処理速度が速い
その⑤:協調性がある
その⑥:体力がある
その⑦:営業力
それぞれひとつずつ、順番に解説していきます。
介護職の強み(1):ストレスマネジメントができる
ストレスに対して耐性ができていることは会社組織で働いていく上での強みとなります。
言い方が悪いですが従順に働けることをやんわり伝えると、
「お!この人はしっかり働いてくれそうだな。」
と思わせる事ができますので。
- ちょっとやそっとでは辞めない、続けていってくれそうだなとも思わせることができます。
その際に前の職場にストレスがあったというわけではなく、あくまで「介護職」だからこそのストレスを列挙してアピールすると良いです。
介護職の強み(2):コミュニケーション能力がある
高齢者との関係構築はもちろん、サービスを円滑に進めるには同僚とのコミュニケーションや連携も必須ですよね。
報・連・相が体に染み付いているくらい言ってもいいかもしれません。
介護職の強み(3):潜在ニーズを汲み取れる
高齢者の中には、医療依存度が高く自らの意思を伝えることが困難な方もいますよね。
そういった方の仕草や表情なんかから何を求めているかがわかるのはかなり大きな強みです。
他の業種でも中々このスキルを持っている人はいません。
個人的にはここが1番だと思ってます。
介護職の強み(4):情報処理速度が速い
介護の現場は日々、想定外の事が起こりますよね。
なのでそういった時に臨機応変に、即座に対応できる能力は十分強みになります。
介護職の強み(5):協調性がある
人としっかりと協力できることをアピールしましょう。
介護職の強み(6):体力がある
言わずもがなかもしれませんが、介護は基本体力勝負です。
健康的な体は仕事においても大きな利点になります。
しっかりとアピールしましょう。
介護職の強み(7):営業力
最後は変化球です。
「ん?」と思われる方も多いでしょう。
- 介護職としての強みというよりは介護職だからこそ強みにしやすいスキルです。
詳しくは記事最後に解説します。
介護から転職する際の自己prの例文と戦略
早速ですがどうぞ。
自己pr:サンプル①
たくさんの高齢者の方々やその家族と接する中で身につけた、コミュニケーション能力とストレスマネジメントのスキルが私の強みだと思っています。
延べ100人の利用者へサービスを提供してきました。
反対にコミュニケーションが難しい高齢者の方が潜在的に何を求めているのかを汲み取ることも日常的にして参りましたので、接客では多いに力を発揮できると思っております。
自己pr:サンプル②
日々想定外の事が起こる介護現場でその都度最善の選択をし、臨機応変に対応できるようになりました。
また、介護現場では1人の高齢者に対してたくさんのスタッフが関わっています。
報・連・相が身に付き、情報共有は細かいところまで、職場の雰囲気を明るくさせることも得意です。
また、介護の仕事をする過程でかなり体力もつきました。
肉体的にもそうですが、精神的にもタフになりましたので少々のことではストレスにすらならない自信があります。
自己pr:サンプル③(亜種)
介護と聞くと営業とは無縁と思う方も多い方と思いますが、実は利用者の獲得の為にほとんどの企業が営業に取り組んでいます。
私も現場で働く傍ら、初めてチャレンジする営業に悪戦苦闘しておりましたが、開始から1年後には利用者を〇〇名増やし、
売り上げを2倍にまで伸ばすことに成功しました。
なので初めて経験するようなことでも時間はかかるかもしれませんが、しっかりと身につけ結果を出すための試行錯誤をすることが得意です。
採用率を上げるためのシンプルな戦略
めちゃくちゃシンプルですが「熱意」を伝えましょう。
これが普遍的です。
どの職種においても。
当たり前ですが見るからにやる気のない人は採用されませんよね。
こと介護からの転職であれば、若干ハードルが高かったりします。
それを埋めてくるれる、誰でもアピールできるものが熱意、熱量です。
どれだけ転職する会社のことを調べているか、どれだけファンであるかを伝えましょう。
- 徹底的にリサーチして、なぜその会社に入りたいのか、自分の強みがどう活かせるのかまで落とし込める事ができればガツンと採用率が上がります。
リサーチは特別なスキルは必要ありません。
調べまくりましょう。
自己prや強みを伝える時の注意点
ズバリ、経歴との整合性、一貫性を持たせる事です。
例えば強みに
「メンタルが強いです。」
ただ、自分1人では中々気づかない部分があったりするので、書き終わったら、第3者にチェックしてもらうのを強くおすすめします。
現状:介護職から異業種へ
「介護職から離れたい!」
「介護から脱出したい!」
と思う方は少なく無いのが現状です。
介護職を辞めたいと思う理由
その②:体力問題
その③:お局問題
その④:収入問題
その⑤:カスハラ
その⑥:医療職との壁
その⑦:世間からの評価
その⑧:経営陣と現場のズレ
その⑨:アクシデントの発生率
上記のとおりです。
特に「その②:体力問題」にも通づるところですが、30代40代の方(特に男性)が年齢的な不安から辞めていく人も多いです。
そして肝心な採用率ですがまだまだ低いのが現状です。
「この面接官は介護職を下に見ている‥。」
と感じる人もいるみたいです。
介護職を辞めるタイミング
介護職から異業種へ転職するタイミングは、
「辞めたい!」
と思った瞬間。
ではありません。
前述した「介護職の強み」を磨くのも良いですし。
介護から異業種へ転職した人の体験談
Twitterから集めました。
求人票だけではブラック企業かどうか判断困難だから転職出来ない…でも現に今勤めてるのはブラックなんでしょ…?ってことはブラック慣れしてるんだからイージーでしょ!って感じで私は異業種転職しましたけど、介護にはない色んな経験させてもらってるのでオラなんかワクワクすっぞの毎日です🗿
— 名も無き猫 (@Vtube_cathelper) December 29, 2021
介護職から転職して、年末年始5連休。
幸せすぎる…。娘と水族館でも行くかな♪
— ふくぺん@生き方を考える人 (@fukupen1) January 3, 2022
介護から営業に転職をし、介護の良さをより多くの人に伝えると心に決めて、今年1年走りきりました。
支社長と15日先輩のAさん、僕に関わって下さった全ての皆様、ありがとうございました。
来年は更に爆進します!
お疲れ様でした!
介護職からの転職でおすすめな業種3選
下記のとおりです。
- その①:接客(サービス)業
その②:営業職
その③:同系職
それぞれ順番に解説していきます。
介護職からの転職でおすすめな業種(1):接客(サービス)業
月並みかもしれませんが、やはりサービス業はおすすめです。
元来からそういう心もちで介護の仕事に就く人たちもまた多いはずです。
最もスムーズで抵抗なく、転職時の工数や負担が少ないのでサービス業はベターかと。
介護職からの転職でおすすめな業種(2):営業職
おそらく営業職をすすめている記事やサイトはあまり無いのではないでしょうか?
ですが、実はけっこうおすすめです。
先程の「サービス業」と実は本質がそこまで変わらないからです。
数字や相手から邪険にされるかもというストレスを不安視する人も多く、それが嫌だから介護職に就いた人もいるでしょう。
- しかし、意外と利用者に接するように気遣いや配慮を深くして営業に臨むと営業相手も受け入れてくれたりします。
介護職からの転職でおすすめな業種(3):同系職
個人的には高いリスクを背負って、全く別の業種へ転職するより「同系職」にまずは行ってみることを1番おすすめします。
介護の知識も当然活かせますし、他の業種よりもはるかに働きやすいはずです。
同系種の職種は例えば下記のとおりです。
- 福祉用具専門相談員
- 介護タクシー
- ケアマネ
- 事務員
- 相談員
- 人材紹介
同系職に転職するなら、介護系に強い転職サービスを活用することも併せておすすめします。
履歴書の添削や、面接同行、交渉から様々なサービスを無料で使うことができるので使わない手はないかと。
転職における負担を軽減しつつ、転職の成功率をガツンと高めてくれます。
介護系に強いおすすめの転職エージェントは下記のとおりです。
大手を中心に2〜3個くらい登録しておけばOKです。
多すぎると管理も大変だし、うざいですからね。
上記の3サイトに関しては下記の記事で詳しく解説していますので併せてご覧下さいませ。
>>【失敗しない】業界人が最もおすすめする介護転職サイト・エージェント&非公開求人数ランキング16社比較
転職にはリスクがつきものですが、転職活動にはリスクがありません。
転職のプロの話を聞きき、「転職しない」と決めるのも良しです。
上手に活用してブラック企業を避け、ホワイト企業を選ぶ確率を高めましょう。
動き出した人から変わっていきます。
おわり。
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