訪問入浴を開業→売り上げを伸ばす方法【ケアマネ営業だけじゃダメ】

訪問入浴を開業→売り上げを伸ばす営業方法【ケアマネだけじゃダメ】 営業術

こんにちは、ユウ(@yuyuhoimin)です。

訪問入浴に従事して11年目、管理職をしています。

やさし君
やさし君
訪問入浴事業所を開業しようかどうか迷っている。
経営していく際に必要な知識や将来性について知っておきたいな。
ゆうこちゃん
ゆうこちゃん
私は新規の利用者さんを増やしたいの。やっぱり営業が必要よね?どうすればいいのよー。
ユウ
ユウ
未経験者だとわからないことだらけですよね。

ということで今回は、

「訪問入浴の開業に関する知識が欲しい人」
「利用者を増やして売り上げを伸ばしたい人」

のために、訪問入浴事業の需要から将来性・経費等の細かいところから売り上げを伸ばす営業の方法を実体験ベースでまるっとシェアします。

本記事の信頼性
  • 訪問入浴の外部研修の講師
  • 事業所長や管理者を経験
  • 同業他社とのパイプ有り
  • 営業部署の所長を経験
  • 月30件の依頼を獲得
開業に関することは前半、営業に関しては後半に解説しています。
ユウ
ユウ
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訪問入浴のビジネスモデル

さまざまな観点から、リアルをお伝えしていきます。

訪問入浴の需要

結論からさきに言うと、微減しています。

しかし需要自体は無くなることはありません。

なぜならデイサービスや介護施設がいくら進化しようがどうしても拾うことができない利用者がいるからです。

訪問入浴は最後の砦としての存在意義があります。

訪問入浴は儲かる?

こちらも結論から先に言うと、儲かるけど失敗しやすいです。

なぜなら訪問入浴は1サービスあたりの単価が他のそれよりも圧倒的に高いからです。

なのでスタッフの給料は他の介護サービスと比較しても高い水準になります。

訪問入浴の利益率
    14〜46%くらいです。
利益の計算式
    ①:1台稼働
    ②:1日の稼働率6.0
    ③:月曜日から金曜日まで稼働(22日稼働)

上記の例でひと月の売り上げ計算をしてみます。

①〜③に訪問入浴の1回あたりの売上をかけると、

1×6×22×15,000=1980,000

上記から下記の経費を引いていきます。

    ①:人件費→平均40として3人分
    ②:設備維持費→諸々で50

400,000×3+500,000=1700,000

粗利
1980,000-1700000=280,000

上記が最低限の利益といった感じです。

稼働率を上げたり、
稼働台数、稼働日数を上げていけば
その分利益も上がります。

ちなみに下記くらいの条件までは引き延ばせる確率が高いです。

    稼働台数3台
    1日の稼働率6.8
    稼働日数26日

上記の条件だと

3×6.8×26×15,000=7956,000

上記のとおり一気に増えます。

単純に人件費が稼働台数分増えたとすると

400,000×3×3=3600,000

なのでそこに設備費も少し上乗せして

7956,000-3600,000-700,000=3656,000

一気に上がりますね。

ここに広告費が乗っかったりしますが
利益率は割といい方かと思います。

波に乗りつつ、
上手に運営できれば
上記くらいの利益はけっこう狙えるラインだと思います。

訪問入浴の経費割合

結論から言うと他の在宅サービス同様、人件費にかかる割合が圧倒的に多いです。

だいたい下記のとおりです。

    人件費:60%
    広告費:30%
    設備費:10%

ひとつずつ深掘りしていきます。

訪問入浴の人件費
    訪問入浴は介護職2名と看護師1名のチームで動きますので最低でも3名のスタッフを確保する必要があります。

人件費は避けられ無い道ですね。

人件費を削減しようとすると
職員の離職に直結します。

特に介護業界自体の給与額には
不満の声が多いので。

逆にさらに上げようとすると経営も難しくなって来るので悩みの種ですね。

ちなみに訪問入浴では看護師>運転手する人>しない人の順にかかる人件費が高いです。

補足:看護師は派遣を使うことも多い
    看護師を確保するために
    派遣を使っている企業も多いです。

と言うかほとんどの訪問入浴会社は利用しています。
当然自社で雇うより割高になってしまいます。

広告費
    前述看護師と同様に、
    職員自体の確保が最重要です。

なぜなら訪問入浴は完全労働集約型のビジネスだからです。

また、そこそこ体力も必要な仕事ですので狙うのは若い層。

訪問入浴に限らず多くの介護系の企業が多額の資金を投入しています。
人員の確保は介護業界全体の急務です。

ただ一方でコストをかけずに
職員の集客に成功している事例もあります。

求人だけに頼らず様々なアプローチが必要ですね。

トレンドとしてはSNSやYouTube等々での発信活動が目立ちます。

テレビCMは効果薄い
    需要喚起や職員確保のためにテレビCMを地域限定で打ったことがありますが効果は実感できませんでした。

コストに全然見合っていません。

なのでテレビCMはよほどの資金が無い限りおすすめしません。

むしろ今の時代では
YouTube等への広告の方がいいかもしれません。

訪問入浴の設備費
    訪問入浴サービスを提供するのに必要な入浴車と呼ばれる特殊な車両や機材、
    事務所等々の維持費は人件費と比較するとそこまでかかりません。

初期投資だけ乗り越えてしまえばOK。

定期的にかかるコストは例えば下記のとおり。

  • 入浴車のガソリンと灯油代
  • 事務所の家賃
  • 入浴車のガソリンと灯油代
  • サービス時の駐車代(※地方はそこまでかから無い)
  • 事務所の家賃
  • 事務作業に必要な雑多品
  • 訪問入浴会社の現状

    結論はかなり厳しいです。

    一昔前と比較すると多くの事業所が徹底しているのに対して新規で開設する事業所がほとんどありません。

    訪問入浴を専門とする体力のある会社が生き残っている感じです。

    訪問入浴事業の将来性

    繰り返しになりますが淘汰されていく路線に乗っていると言えます。

    しかし冒頭でお話ししたとおり、無くなることは無いかと。
    企業努力、特に営業力の強化が必須です。

    訪問入浴に限らずほとんどの高齢者ビジネスは
    介護保険に大きく依存しているモデルになるので、
    既存の訪問入浴事業者は次の一手を考えるフェーズに来ています。

    訪問入浴事業の開業について

    訪問入浴の開業3手順

      手順①:資金確認
      手順②:設立準備
      手順③:申請

    上記の3ステップです。

    ザックリいうと、
    最初の資金は1,000万円以上あると
    割と安心できるくらいです。

    訪問入浴は機材等の設備費が最初にガッツリかかってきますからね。

    そして前述したとおり、
    人件費も高いので波に乗るまでは
    けっこうきつい事業です。

    訪問入浴に必要な機材

    • 専用車両
    • 専用浴槽
    • ソフト

    上記のとおりです。

    それぞれ順番に解説していきます。

    訪問入浴車両
      購入価格は新車でおおよそ250〜300万円くらいです。

    中古だとヤフオク等のネットオークションでは最安価で50万円台のものから高く200万円くらいとピンキリです。

    この後解説する「浴槽」と併せて訪問入浴の機材の二大巨頭です。
    特に男性の方はしっかりとチェックしておくべきです。

    ぼく自信、訪問入浴車を使い続けてたくさんのトラブルにあいました。

    ざっくりと特徴を言うと下記のとおり。

      その①:ボイラーが付いてる
      その②:貯水タンクが内蔵されている
      その③:浴槽が収納できるスペースがある

    軽自動車と普通車と2つのパターンがありますが特徴自体は変わりません。

    運転はもちろん後者の方が難しいです。
    サービスを提供するときの手順(使い方)が下記のとおりです。

    手順①:給水をする
    手順②:電源を繋ぐ
    手順③:給湯パネルで温度調整
    手順④:ホースを引っ張る
    手順⑤:施錠する
    特殊浴槽
      その①:一体型
      その②:分割型

    浴槽にはタイプがありまして大きくけて上記の2つ。

    前述した訪問入浴車と併せてサービスの要になる機材です。

    それぞれにメリットとデメリットがあります。

    ちなみに価格は一体型が35万円くらい、分割型が50万円くらいです。

    サイズ
    長さ→2mくらい
    幅→60〜80㎝くらい
    高さ→50〜60㎝くらい
    重さ
    一体型→10〜15kgくらい
    分割型→20〜25kgくらい

    容量的にはだいたい150〜200リットルくらい入ります。

    また、前述した浴槽のタイプに関しては
    「一体型」と「分割型」以外にも
    各業者の企業努力で、
    様々な付加価値をつけていたりします。

    例えば下記のとおり。

      その①:体重測定ができる
      その②:混合栓
      その③:フレームorウィンチ
    システムソフト
      続いて介護サービスを提供する上で欠かせない「ソフト」について解説していきます。

    ほとんどの介護事業者は介護保険を扱う(国からお金をもらう)以上、
    請求や記録に関する事務作業は
    切っても切れない工程のひとつとなっっています。

    ざっくり言うと介護ソフトはそれらに関する事務の効率化を図るシステムのことです。

    また下記の理由でも切っても切れないものになっています。

    理由①:出づっぱりなことが多い
    理由②:事務員の確保が難しい
    介護ソフトの機能一覧
      機能①:訪問予定スケジュールの管理
      機能②:配車管理
      機能③:利用者情報管理
      機能④:利用実績の管理
      機能⑤:請求管理

    そしてこの介護ソフトにも一長一短があり選び方がポイントになってきます。

    ユウ
    ユウ
    CMでも「サイボウズ」とか「キントーン」とかよく見ますよね。

    選び方に関しては下記の3つの項目を指標にすると良いです。

    その①:回線速度
    その②:クラウド型
    その③:扱いやすさ

    訪問入浴の法律に関すること

    10年間従事していきてよく聞かれる、
    法律に絡む質問が下記のとおりです。

      その①:料金(お試し)について
      その②:施設での入浴について
      その③:医師の指示と確認について
      その④:サービスの提供者について
      その⑤:医療行為について

    こちらも量がかなり多くなるので本記事での説明は割愛させていただきます。

    訪問入浴のフランチャイズ化はアリ?

    アリです。

    ただし、良質なフランチャイザーを選べることが前提です。

    もしフランチャイズで経営するのであれば、
    ハズレくじを引かないように理念や細かい評判、
    資本力をしっかりと確認してください。

    訪問入浴をフランチャイズで経営するメリット
    その①:開拓作業をショートカットできる
    その②:資金力の恩恵を受けられる
    訪問入浴をフランチャイズで経営するデメリット
    その①:PDCAに時間がかかる
    その②:結果にシビア

    訪問入浴の大手5社の評判・口コミまとめ

    下記の5社の評判をまとめました。

    • その①:アサヒサンクリーン
    • その②:アースサポート
    • その③:セントケア
    • その④:ニチイ
    • その⑤:ツクイ

    それぞれザックリと会社概要を含めて解説していきます。

    その①:アサヒサンクリーンの評判
      訪問入浴を日本で初めて事業化した株式会社ですね。
      事業所数や入浴車両の保有台数もトップです。


    当たり前ですが、良い評判もあれば悪い評判もありますね。

    その②:アースサポートの評判
      アサヒサンクリーンに続く訪問入浴の老舗業社ですね。
      中国進出なども視野にあるとのことで将来性も期待できるかと。

    大手なだけにスタッフの育成や管理は課題となるところですよね。

    その③:セントケアの評判
      ぼくは現在都内で働いていますが良くセントケアの入浴車両を見かけます。

    その④:ニチイの評判
      医療事務で有名なニチイ。

    介護に関する事業はほぼ網羅して展開しているのではないでしょうか?
    当然訪問入浴でも全国的に有名です。

    その⑤:ツクイの評判
      デイサービスのイメージが強いツクイですが、訪問入浴も広く展開されています。

    ただ会社の方針なのか近年では訪問入浴事業に関しては縮小傾向です。
    事業所数も半分近く閉鎖しています。

    同じ会社でも事業所単位で全然違う
      ここでご理解しておいて頂きたいのがここで寄せられる評判や口コミがその会社の全てを物語っているわけではないということです。

    ぼくは全国展開している訪問入浴の会社で多くの事業所や支店を見てきましたが、やはり全然事業所単位でスキルや雰囲気も違いました。
    お恥ずかしい話ですが‥。

    評判はどうしても良いものより悪い方が目立ってしまいますからね。

    個人の意見をまとめたので全てがそうというわけではないですよね。また全国展開している事業所はどうしても行き届かないところが出てくるかもしれませんね。
    やさし君
    やさし君
    ふむふむ。今からじゃ大手には勝てなそうだけど、エリアを狭めればまだなんとかやっていけそうかな。
    ゆうこちゃん
    ゆうこちゃん
    じっさい実は独立してスモールビジネスとして成功させているところも多いみたいよ。
    ユウ
    ユウ
    お二人詳しいですね‥(笑)
    やさし君
    やさし君
    何にしても重要になってくるのはいかにして利用者を獲得していくかだね。
    ゆうこちゃん
    ゆうこちゃん
    そうね。そこが全てと言っても過言ではないわね。教えてたも。
    ユウ
    ユウ
    続いては後編!!運営を盛り上げていくためにマストな「営業」について、解説していきます。多分世の中で出回ってる記事の中で最も質が高いです。

    訪問入浴の営業戦略

    闇雲に営業しても効果を実感するには時間と工数がかかります。

    本当はじっくり失敗を重ねていくのが身になりやすく、おすすめなんですがそうも言っていられない場合があるのと、こと訪問入浴に関してはそれが顕著なのであらかじめお伝えしておきます。

    訪問入浴の営業先

    まず訪問先についてですが、下記のとおりです。

    • ケアマネ
    • 訪問看護
    • 病院

    上から順番に優先度が高いです。

    最後の病院に関しては余力があれば行く程度でOKです。

    まずはケアマネ擁する居宅介護支援事業所から。

    そして差別化を図るためにできれば訪問看護までいきたいところです。

    もちろん3者全てから直接依頼をもらった経験があります。

    それぞれにマッチした営業方法に関しては別の記事でガッツリ解説していますので、対応した記事をご紹介しておきます。

    訪問入浴の適切な営業頻度

    続いてどれくらい回ればいいのかという質問も多くいただくので解答しておくと、
    「月1回」がちょうど良いと思います。

    それより多くの訪問は逆にストレスになったりします。

    もちろん訪問する確固たる理由があれば話は別です。

    単純接触効果で基本的には接触回数を増やせば増やすほど関係は徐々に構築されていきますので。

    逆にそれ以下だと印象に残らずチャンスを同業他社に奪われかねません。

    10年の経験から上記がベストだと思っています。

    訪問入浴は冒頭でもお話したとおりで需要がそこまで高くないです。

    なのでないものをいくらくれと言っても無理な話ですよね。

    それでなくても営業自体世間的にはノイズであると認識される傾向にありますので。

    余計なリスクはできるだけ排除することも大切です。

    訪問入浴業者の付加価値まとめ

    ライバルがいる市場で戦うには武器となる「特徴」つまり付加価値が欲しいと思うのが必然です。

    じっさいに多くの訪問入浴業者が知恵をしぼりオンリーワンになろうと武器を考案・磨いています。

    例えば下記のとおり。9つピックアップしました。

      ①:入浴剤
      ②:炭酸泉
      ③:お試し
      ④:報告書
      ⑤:口腔ケア
      ⑥:体重測定
      ⑦:女性介助
      ⑧:医療行為
      ⑨:訪問理美容

    それぞれ順番にサクッと解説していきます。

    入浴剤
    王道。数種類の入浴剤を用意して季節や利用者の要望に応じて楽しんでもらうツールのひとつ。

    もちろん皮膚に疾患がある場合は使用できなかったりしますが、最もポピュラーでほとんどの訪問入浴業者が用意しています。

    面白いのでチョコレート風呂なんてものがありました。

    炭酸泉
    資本力がある大きな会社が設備しているイメージです。

    訪問入浴車両に炭酸や場特殊な泡を発生させる機材を設置し、入浴で利用します。

    温浴効果や軽いマッサージ効果を謳っている業者が多いです。

    口腔ケア
    サービスの時間内で洗身と洗髪と合わせて口の中も綺麗にするという。

    制度的にOKなのかわかりませんが、そういったサービスをしているところもあると聞きました。

    お試し
    簡単に言うと一回分のサービスを無料で提供するということです。

    地方によって存在し、いろいろな問題をはらんでいます。

    なくなればよいと思っている悪しき習慣のひとつです。

    報告書
    ケアマネや家族(時には訪問看護等々にも)に確認してもらう報告書の書式やフォーマット、デザインについてです。

    ここは各業者バラバラで差別化しやすいところでもあります。

    本当にバラバラで、バイタルをグラフ化したり、家族の様子を伝える欄を用意したり、スタッフひとりひとりの所管を記載したり様々です。

    体重測定
    訪問入浴を利用する方は体重の変化に注意する必要があったり、またそういうデータを求める在宅医がいたりして需要があります。

    浴槽自体に体重を測定する機能がついていたり、抱えて体重計にのって測定したりやり方はさまざまです。

    特殊な浴槽の場合、経費はけっこうかかりそうですね。

    女性介助
    中小企業の売り方のひとつにもなっています。

    訪問入浴サービスを提供する3人を全員女性に固定します。

    男性の利用者でも男性に介助されたいという要望があることにはありますが、量で言うと圧倒的に女性が女性に介助されたいという要望の方が圧倒的に多いです。

    なので前者はすて後者に特化するのは中小の戦略としてはありだと思います。

    医療行為
    最初に言っておくとやったらダメです。しかし中には医療行為を帯同する看護師がするというのをうりにしているところもあるみたいです。

    ですが、介護保険や利用者の環境、状況から需要がかなり高いのも事実です。

    ここら辺はロビー活動が必要で良い方向に是正されて欲しいですね。

    訪問理美容
    訪問理美容の業者と提携して、主に入浴の前に髪をきってその後訪問入浴でさっぱりする流れが基本的です。

    訪問入浴のサービス中に訪問入浴のスタッフが行うのは原則禁止ですからね。

    訪問入浴のパンフレットの正解

    さっそく結論です。

    • その①:イメージさせる
    • その②:流れを載せる
    • その③:ゴチャゴチャさせない
    • その④:体験談を載せる
    • その⑤:QAを載せる

    上記のとおりです。
    ちなみに①〜⑤はそのまま載せる手順にもなっています。

    それではひとつずつ解説していきます。

    その①:イメージさせる
    つかみの部分ですね。

    まずはパンフレットを読む人を想定して序文となる部分を作りましょう。

    例えば『あ‥これ私のことだ』とか『私のお父さんにピッタリじゃん!』と思わせること。
    興味を引くことですね。

    冒頭に会社の説明をびっしり載せているところがありますが最後にした方がいいです。

    ひととおり目を通した後に『使ってみよう』→『この会社は信頼できるかな?』の順番ですので。

    訪問入浴を使う想定読者をイメージしながら作ることが鍵です。

    さらに具体的に言うと『医療用具が入っていてもお風呂って入れるのかしら?』とか。

    その②:流れを載せる
    訪問入浴のパンフレットを見る人が1番気になっているのがサービスの内容です。

    先程の序文で引き込んだら即、直球でニーズに答えることでパンフレットを見る人を飽きさせません。

    訪問入浴の流れをできるだけ簡略化しながら解説していきます。

    その③:ゴチャゴチャさせない
    1番のポイントと言っても過言じゃないかも知れません。

    前述したとおり訪問入浴のパンフレットにおいては流れを知りたいと言うニーズが要です。

    なのでついつい伝えようとする気持ちが溢れて出来上がったら文字がびっしりつまってる‥なんて状態のもをちょくちょく見ます。

    見づらいですよね。

    なのでおすすめは絵本のようなイメージで作ることです。

    その④:体験談を載せる
    流れを見終わった段階でかなり迷っている状況ですので次に安心感を与えてあげます。

    実際に利用されている方の体験談やレビューを載せると効果的です。

    許可が出れば写真を載せたりするとさらに信憑性が高まり結果、訪問入浴利用に一歩近づきます。

    その⑤:QAを載せる
    ダメ押しの部分です。
    ここでクロージングします。

    体験談まで読んだ時点で浮かび上がる疑問をまとめて解説しましょう。

    そして冒頭でもお伝えしたとおり、最後に会社案内を載せるとより会社自体に興味を持ってくれます。

    やさし君
    やさし君
    これは‥。かなり参考になったよ。ありがとう。
    ゆうこちゃん
    ゆうこちゃん
    どちらかと言うとハード面についてだったわね。次はソフト面での勝負の仕方を教えてたも。
    ユウ
    ユウ
    おぉ‥。それでは最後に実践編というか、実際の訪問時に使える営業ネタとしての強みをご紹介しますね!

    訪問入浴の営業ネタ5選

    早速ですが、下記のとおりです。

      ①:医療依存度
      ②:フットワーク
      ③:研修会の開催
      ④:台数と空き枠
      ⑤:事例サンプル

    上記がキーワードになります。

    ひとつずつ深堀りしていきます。

    訪問入浴の営業ネタ(1):医療依存度

    一言で言うと対応能力の高さです。

    どんな疾患の方もどんな医療依存度の方もなんなく対応できるスキルや安心感、心意気がそのまま武器になります。

    少し言い方が悪いですが他の、特に大手が嫌がるような工数のかかる利用者や処置がある方。

    もしくはクレーマーなど。

    そのためにはある程度の経験や、技術をもったスタッフ・看護師が必要ですが。

    「〇〇さんのところだったら!」

    と思ってもらえるようになれば勝ちです。

    訪問入浴の営業ネタ(2):フットワーク

    訪問入浴の依頼は突発である場合が多いです。

    なのでフットワークの軽さ、すぐに対応できるか、すぐに動けるかは非常に大切になってきます。

    例えば「最後にお風呂に入りたいというご要望があって、突然だけど今日とか難しいかしら?」とかです。

    また、同じように「単発」の可能性が高い利用者でも対応してくれるのかも非常に重要になってきます。

    制度上必要な新たなサービスを導入する前の担当者会議や、利用者の家族への説明や契約‥いろいろありますからね。

    訪問入浴の営業ネタ(3):研修会の開催

    ぼくがけっこうよく使ってた営業ネタです。

    訪問入浴は何度もご説明しているとおり、他の在宅サービスと比較すると需要が低いです。

    なのでそれだけ珍しいということ。

    そこを利用します。

    訪問入浴のデモンストレーションや体験会、それが難しければ浴槽の展示など。

    定期的な研修の開催を義務づけられている事業所にとってはネタ切れが悩みだったりするのでそこにアプローチします。

    うまくいけば年間の恒例行事になり、そうなればその事業所に定期的に大きなGIVEができる構図になるので当然依頼もきやすくなります。

    特に訪問介護の食いつきが良いので居宅が併設しているところを狙うと良いです。

    訪問入浴の営業ネタ(4):台数と空き枠

    ベテランケアマネに対して有効な営業トークです。

    なぜならベテランケアマネは知っているからです‥。

    訪問入浴業者の入浴車両の台数と空き枠の関係性を。

    なので事前に準備しておく必要があります。

    今台数が少なくても、もうすぐ増車予定しているとか、ここら辺だったらかなり流動的に動けるのでご希望の時間や曜日に合わせやすいです、などといったトークスクリプトですね。

    まあ、

    「絶対に何とかします!」

    が最強ワードで、それに伴った行動ができれは信頼も爆増するんですけどね。

    把握しておく必要はあるかと。

    訪問入浴の営業ネタ(5):事例サンプル

    これはソフトと言うより若干ハード的な側面になりますが、訪問入浴の事例をまとめて持っていくと喜ばれます。

    くどいようですが訪問入浴の需要は高くないです。

    なのでケアマネも利用したことがない人がけっこうたくさんいます。

    なので新たにケアプランを作る時にハードルが生まれてきます。

    面倒くささが出てきます。

    だったら今まで通り、デイサービスでなんとか‥。

    みたいな感じになりかねません。

      そこで介護度いくつで、どういう状態の人がこういう理由づけでプランを作成し利用している、とサンプルを作ってもっていくとイメージしやすく利用に繋がります。

    ぜひお試しあれ。

    ユウ
    ユウ
    まとめ↓

    訪問入浴事業はまったくの未経験者、素人がしようとするとかなり大変ですがある程度の経験者がやれば戦略次第で全然上手にやっていけると思います。

    本文でもチラッとお話しましたが実際にそういうプチ成功者を何人も見てきました。

    やろうかなと思っている人は熱量と行動力と地域性を鑑みてトライしてみてください。

    また、営業に関しても一見すると難しそうに見えますが実はライバルも他の在宅サービスと比較すると少ないので割といけます。

    依頼が来ない間の忍耐力と体力があればコツコツ地道に続ければ小さな範囲では結果をだしやすいと思います。

    本記事でご紹介したテクニック等が参考になれば幸いです。

    ポジショントークになっちゃいますが、訪問入浴に関わってきた身として、盛り上がってくれると嬉しいなと思っています(^ ^)

    おわり。

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