こんにちは、ユウ(@yuyuhoimin)です。
介護業界で働いて10年目、管理職をしています。
介護職をしてる特に男の僕は底辺なの?
しかしそんなモヤモヤした気持ちのまま仕事をしていても、どんどんストレスが溜まっていくだけです。
しっかりと思考を整理してストレスを飛ばしましょう。
ということで今回は、
「介護職の世間からの評価が気になる人」
「介護職が恥ずかしい仕事ではないことを証明して欲しい人」
のために、介護職が世間からどう思われているか、また実際はどうなのか、そしてどう伝えればわかってもらえるか、までしっかりと解説していきます。
- この記事を書いているぼくは介護業界に勤めて10年目
- 転勤と異動を繰り返してたくさんの介護現場を観察
- 介護職員への研修やセミナー講師としても活動
本記事を読んでスッキリしてください。
介護職は底辺で恥ずかしいのか?
結論から言いますが、全く恥ずかしくありません。
なぜなら絶対的に必要とされている仕事だからです。
そこに「恥ずかしい」という感情や評価が入り込む余地はありません。
なのでそもそも仕事として成立している時点で「恥ずかしい」という概念は存在しないのです。
まずは安心してください。
以下からさらに僕自身を根拠に深堀りしていきます。
介護業界に10年いる僕
冒頭でもご紹介しましたが僕は介護業界で10年働いています。
1回も辞めずに同じ会社でずっと働いています。
- もし恥ずかしいという感情に支配されたり、他社からずっとそのような評価を受けていたらとてもじゃないですが続けていられない自信があります。
介護職は社会的地位が低い?
介護職が全員から恥ずかしいと思われていたり、生活できないと思われていたり、本当に全員の給料が低くければ結婚や子育てのハードルはかなり高いでしょう。
しかし僕は普通に経済的にも不安なく、しっかりと恋愛をして結婚し子供も育てています。
そして周りの介護職員も普通に結婚し、普通に子育てしています。
- ただこのような事実はあまり世間一般には広がっていません。
そもそも世間ではイメージが先行してきちんと知ろうとする人が少ないからです。
そして意外と介護士はモテます。下記の記事でその理由を詳しく解説しています。
>>【業界人が解説】介護職の男はモテる?3つの理由と最もモテる職種とは?
以下から世間の介護職に対するリアルな評価をご紹介していきます。
世間からの介護職への評価
コロナ禍で無職になった友達に、介護の仕事をすすめたら、「介護みたいな底辺の仕事なんてするか!」と言われたんだけど。
イラっとして、「無職の方が底辺だろうが!」とか言い返しちゃダメですね・・。
ダメ、ゼッタイ。— デイちゃん (@dnjQ1watR66wc0P) February 22, 2022
もう一度言う。
「介護を誇れる仕事へ」というのは余計なお世話だ。
「介護を誇れる仕事へ」なんて言われたら介護は恥ずかしい仕事みたいじゃないか。
それを言っている人は介護をそんなふうに思っているのか?
誇れる仕事があるのではない。
仕事に誇りを持っている自分が居るか居ないかだ。
— はじめちゃん (@hajimechan2001) July 31, 2021
介護職員だなんて底辺だから恥ずかしくて言いたくないって人は、
何になりたいんだ。
何だと思われたいんだ。恥ずかしいなら他の仕事に就く努力をすればいいやん。
私は恥ずかしくないから平気で言うけど。
— タガメ@怠け者の沼の底から (@tagamekamo) May 17, 2020
世間はとかく比較しがちで優劣をつけたがります。
中にはクズ呼ばわりする人もいます‥。
>>介護職はクズばかり?10年働いてみてわかったリアルとそう思われる理由
上記のような声を参考にしつつ、以下から介護職が底辺だと思われる理由をピックアップしつつ、完全否定していきたいと思います。
【完全否定】介護職が恥ずかしい、底辺だと思われる理由
- 理由①:給料が低いから?
理由②:肉体労働だから?
理由③:メディアの報じ方
理由④:イタイ女子の存在
理由⑤:低学歴の人が多い?
上記がおおよその要因だと推察されます。
それぞれ順番に解説しつつ、完全否定していきます。
介護職が底辺だと思われる理由(1):給料が低いから?
前述したとおり、世間一般的に介護職は給料が低いと思われています。
給料は最もランキング付けに適した数字なので事実として平均給与が低い介護職は下に見られがちです。
しかし給料が低い=底辺にはなりません。
上記の年収に加えて家賃手当も出ているので実質的な年収はもっと高いです。
繰り返しになりますが周りの職員も近い給料をもらっています。
給料でランク付をするなら平均以上の給料をもらってる介護職員に対してそれ以下の給料をもらう他の職種は全部底辺になりますか?
答えはNOです。
介護職が底辺だと思われる理由(2):肉体労働だから?
介護とドカタの人たちなどの肉体労働全般を底辺だと言う風潮もあります。
「頭を使えない人達がする仕事だ!」
と言い放つ人達さえいます。
本当にそうでしょうか?
自ら好んで介護の仕事をする人たちはいないのでしょうか?
こちらも答えはNOです。
かくいう僕もまたその中の1人です。
新卒で介護の会社に入社して10年になります。
そして介護の仕事は頭も使います。
つまり体も頭も使っていることになります。
介護職が底辺だと思われる理由(3):メディアの報じ方
メディアはわかりやすくカテゴリー分けされている状況を好みます。
世間もそう認知しているのでわざわざ変えるような報道はしません。
なぜなら冒頭でもご説明したようにそう思っていたい層がいるからです。
- なので物騒な事件をピックアップして勝手にネガティブキャンペーンを実施します。
介護職が底辺だと思われる理由(4):イタイ女子の存在
特に男性介護士に対する一部の女性からの評価が、介護職の底辺ブランディングに拍車をかけています。
下のスクショをご覧ください。
Googleの検索窓に「介護 男」と打つと、モテないだの、結婚だの、クズとまで予測で出てきます。
これらは、
「介護士の男性ってどう?」
とか
「介護士の男性なんて結婚できないわ〜。」
と勝手に評価する女性が存在することを表しています。
- 介護の3K(きつい、汚い、危険)をより強く意識し、イケメンの3K(高学歴、高身長、高収入)とのイメージの乖離からくるものでしょう。
繰り返しで恐縮ですが、介護職員で高学歴・高身長・高収入の人もいますからね。
上記のような女性が介護職を自分の中で評価するのは勝手ですが、こちらがそれを見てショックを受ける必要はありません。
ほっとけばOKです。
なぜなら介護職で結婚できないなんて完全な嘘だからです。
普通に結婚できますから大丈夫です。
特に訪問入浴サービスなんて社内恋愛や社内結婚の宝庫ですよ(笑)
介護職の結婚事情については下記の記事で深堀りしています。
>>介護職は結婚できない?業界に10年いてわかったリアルをお伝えします
介護職が底辺だと思われる理由(5):低学歴の人が多い?
これも度々言われることなんですがデータがあったら見せて欲しいです。
そして粗暴な職員がいることもまた事実です。しかしそれは介護に限ったことではありません。
あくまでケース1です。
前述したようにそこをメディアが切り取って報じるから悪目立ちします。
それらが相まって低学歴の人が多いというイメージがついてしまいます。
- どこからが低学歴というか定かではありませんが、僕は国公立大学出身ですし、周りにも法政大学や有名大学出身の人はいます。
介護職を恥ずかしい、底辺だと見下してくる人への対処法
基本的に誰かの仕事を見下してくるような人の発言は、スルーするのが1番です。
ですが冷静に保ったり、イライラを沈めたり、またショックを受けずにいることは結構むずかしいのでそんな時は下記の3つの考え方を意識するか、もしくはそのまま言い返してみてください。
- その①:介護職も会社員だよ
その②:介護は誰でもできる仕事じゃない
その③:そろそろ情報をアップデートしようか
こちらもひとつずつ解説していきますね。
介護職を底辺だと見下してくる人への対処法(1):介護職も会社員だよ
見下してくる人がどれだけ偉いか知りませんが、おそらく経営者ではないでしょう。
そんなことを言ってくる人のレベルはしれています。
介護職員はボランティアではありません。
しっかりと会社に所属してお給料をもらう会社員です。
その意味では世の中のほとんど差なんて無いはずです。
介護職を底辺だと見下してくる人への対処法(2):介護は誰でもできる仕事じゃない
これも先ほど触れましたが、介護は誰でもできる仕事じゃありません。
にもかかわらず、
「介護はどこにも受からなかった奴が最後にする仕事だ!」
とか
「介護なんて誰でもできる!」
とひどい決めつけをする人がいます。
誰でもできるならなぜ辞めていく人がいるのでしょうか?
できなかったから辞めるのです。
そして見下してくる人もできない(していない)ではありませんか。
介護職を底辺だと見下してくる人への対処法(3):そろそろ情報をアップデートしようか
介護職員を取り巻く環境や待遇も時代の流れとともに変化していっています。
特に平均給与はグングン上昇しています。
出典:キャリアスマイル
古い固定概念で凝り固まった考えを持っている人には最新のデータを渡してあげましょう。
ブラックなところがあるのは事実
ここまで介護職が恥ずかしくない、底辺ではないとお話ししてきましたがブラックな施設や事業所があるのは紛れもない事実です。
しかしそれは介護に限ったことではありません。
どこの業界にも存在することです。
- 一方でホワイトな会社もきちんと存在しているのも紛れもない事実です。
我慢をし続けるのは止めよう
もしあなたが今の現場で我慢をしているのなら環境を変えることをおすすめします。
なぜなら前述したとおりホワイトな会社は存在していますので。
- 遅かれ早かれブラックなところは淘汰されていきます。
できるだけ早い段階から準備をはじめ、しっかりと時間をかけて探しましょう。
ホワイト企業の探し方については下記の記事で解説しています。
>>【脱ブラック】介護転職でのホワイト企業の見つけ方【施設より〇〇がおすすめ】
できるだけ大手企業を探そう
転職先を探す上での大きなポイントとなるのが企業規模です。
なぜなら大手であればあるほど資本力があり、労働環境や待遇等がしっかりと整備されている確率が高いからです。
小さな会社ほどジリ貧でブラックである確率が高いです。
上場しているような会社であれば尚更です。
転職の成功率を上げたいなら転職エージェントのサポートを存分に受けつつ準備してください。
特に介護系に強い転職エージェントは下記のとおりです。
2〜3個くらい登録しておけばOKです。
多すぎると管理も大変だし、うざいですからね。
上記の3サイトに関しては下記の記事で詳しく解説していますので併せてご覧下さいませ。
>>【失敗しない】業界人が最もおすすめする介護転職サイト・エージェント&非公開求人数ランキング16社比較
働き方も検討しよう
労働環境や待遇、給料に至るまで従事する職種で大きく変わってくることもまた事実です。
まとめ:介護職が恥ずかしいと思う人へ
本記事をまとめます。
- 介護職を見下してくる人は、あなたやあなたの家族が介護を受ける立場になって同じことが言えますか?
- 介護職の平均給与は低いかもしれませんが、徐々に上がっていき中には平均以上にしっかりと稼いでいる人もいる
- とかく人は優劣をつけたがり、自分よりも下だと思う存在を安易に作り心の安定を保とうとする
上記のような感じです。
確実に誰かのためになっている仕事が恥ずかしいはずがありません。
望んで介護士になった人も、たまたま介護の仕事を始めた人も自信を持ってください。
ホワイトな企業は必ずあります。
あなたが少しでも働きやすくなりますように。
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