こんにちは、ユウ(@yuyuhoimin)です。
介護業界で働いて11年目、管理職をしています。
どんな仕事に就くかってマジで迷いますよね。。
仕事の時間=人生の大部分を占める時間なわけですし、どうせやるなら自分の成長につながる仕事がしたい‥。
迷う時間が長ければ長いほどチャンスも失いかねませんし。
逆に自分の中に落とし込んで、しっかりと納得した上で判断して選ぶことでその仕事から得ることができるものの量や質が全然違ってくきます。
ということで今回は、
「営業職の今後の需要が気になる人」
「やって後悔しないか不安な人」
のために、営業職の需要の推移と得られるものから向いてる人の特徴までガッツリと解説していきます!
- 父の仕事の影響で転勤族に。
- 転校を繰り返すうちにコミュ障に。
- 人前で話すのが苦手で、すぐ頭が真っ白になる。
- でも営業の部署で成績トップを何度も獲得し所長になる。
本記事を読むと営業職になった自分の未来をリアルイメージすることができ、あなたの将来を良い方向へ導くひとつの指針ができるはずです。
ちなみに、営業職にまつわる「きつい」のイメージをまとめて実際と比較しつつ解説した記事も用意しました。
>>営業職がきついと悩んでる人必見!それ、〇〇で解決できますよ?
営業職のきついところが知りたい人は併せてご覧ください。
営業職の需要と将来
まず営業職の将来性について、結論から言いたいと思います。
結論は「なくなるかもしれない」です。
それも業種によってはかなり早い段階で。
将来のことなので誰も断言はできないと思いますが、その可能性は極めて高いと思います。
そしてこれはこと営業職だけではなくいろんな職業がなくなっていくはずです。
それは新聞を読む人がほとんどいなくなったことや、運転手がいらなくなったり、コンビニの店員がいらなくなったり。
広告費がTVからネットへ移っていくように。
自動化ができることはほぼなくなっていくと思います。
ただ、いきなりなくなることはありません。それは断言できます。
段階的に、それも業界ごとに徐々になくなっていきます。
だけど、ぼくは営業職をやるべきだと声を大にして言いたいです。
なぜなら得られるものがものすごく多いから。
(得られるものに関しては後ほど解説します。)
そして時期に消えていく職業であるなら、今のうちにやっておくのが得策です。
また、営業職はあなたのキャリアの可能性を広げる要素ももっています。
なので、もし今回ご紹介する「営業職が描けるキャリア」の中に、あなたが目指すものがあれば迷わずトライしてみることです。
それでなくても営業職は汎用性が高く、マスターすれば間違いなくあなたの市場価値も高まります。
営業職の需要と将来:営業マン不要論
ホリエモンが昔こんなツイートをしていました。
もっと減っていいと思うよ
この15年で130万人の営業マンが消滅したワケ そのかわりに「謎の事務職」が急増 – https://t.co/tAmHhoHfGZ— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) September 9, 2019
このツイートがされたのが今から約3年前ですね。
様々な見方ができると思います。
- その中で事実としてお伝えしたいのは、ぼくは3年前もつい最近までも営業をしていまして、そう感じたことは一度もないのと、営業職として得る収入は年が経つごとに増えていったということです。
(最高で手取り45までいきました。)
このツイートだけ見ると営業職がどんどん減っていくように感じる人もいるでしょう。
しかし「役割」を俯瞰してみると実はそんなことなかったりします。
なぜなら、営業職=ものやサービスを届ける役割を持った人だからです。
つまりその役割が消えたらどんなビジネスも成り立たなくなるわけです。
届け方が多様化しただけでそれを担う人の存在は絶対にあり続けます。
その意味で冒頭でお話したように、従来型の営業マンは減っていく可能性が極めて高いこともまた事実です。
「じゃあやっぱり今からやっても無駄じゃん!」
と思う方もいるかもしれませんが、注目したいのはやはりその「速度」です。
万が一入った職場から営業の部署がなくなろうが需要自体は残り続けます。
培ったスキルや経験は他の会社で活かせばいいだけの話です。
ものやサービスを届けるという、ある種マーケティングにも似た側面を持つ「営業」が本質的になくなることはあり得ないんです。
営業職の需要と将来:営業職の人口推移
下記のグラフを見てわかるとおり、営業職の人口は減少していってます。
冒頭からお伝えしているとおりこれはまぎれもない事実ですね。
ではなぜ減っているかに関してもう少し深堀りしてお伝えしたいと思います。
その理由の大部分を占めるのは「ネットの普及」です。
もう少し具体的に言うと、ECサイトやWEB上での広告が急速に増えてきたからに他なりません。
ではそのリサーチはどうするのか?
答えは聞き込みです。
「データを拾うんじゃないの?」
という意見も出てきそうですが、そのデータを作る工程が必要です。
ネット上でアンケートをとることもできますが、そのアンケート内容・項目はターゲットじゃないマーケターが考えることになります。
なので、現場に出向いて直接ヒアリングした時に収集できるデータと比較すると、やはり差が出てきます。
そういった意味でも営業(現場での聞き取り調査)は必要になってくるかと。
営業職の需要と将来:営業の仕事内容と楽しさ
ぼくの業務内容を例としてあげますね。
実際は業種・業界によって差異があるでしょうから参考程度に見てください。
- 日報作成
- 訪問営業
- 社内、社外会議
- 各種契約、説明
ざっくり言うと上記のとおりです。
ぼくの場合はほぼ出突っ張りという感じですね。
日報の作成など、正直こなすだけの事務作業はあまり楽しくありません。
仕事は突き詰めていくと作業になりがちなので、好きじゃないとつまらなくなってしまいます。
本当に好きな仕事にありつける人なんてごくわずかですから、後天的に好きなるかわりきるしかありませんが‥。
その場合、人と絶えず関わっていく営業という仕事はいろんなイレギュラーが起こりやすいです。
そういう意味で退屈しません。
もっと言うとそこに楽しさが内包されています。
そして繰り返しになりますが、それは仕事をする上でけっこう重要なことだと思っています。
営業職の需要と将来:営業は若いうちしかできない?
結論は、そんなことありません。
なぜなら業界、業種によって営業マンに求められる資質や要素が異なってくるからです。
じじつ、部署内でぼくは30歳まで最年少でしたし、どちらかといえばベテランが活躍していました。
ここまで言うと、
「でも業界によっては、と言うか総体的に見るとやっぱり若い人の方が有利なんじゃないの?」
という声が飛んできそうですが、それは全くそのとおりだと思います。
それは外見だけでなく、営業マンに必要な活動量にも起因することも大きな理由になります。
ただそれが今から目指す人のチャンスをないがしろにしてしまう理由には到底なり得ないと考えます。
前述したとおり、活躍できる場所を選べばいいだけの話ですし。
営業職が描けるキャリア
営業職になって見えてくるポジションや、近道になるキャリアは以下のとおりです。
全て可能性があるので抑えておいてください。
- ①:起業
②:他業界
③:管理職
それぞれ順番に解説していきます。
営業職が描けるキャリア(1):起業
営業職は起業、もしくはフリーランスになりやすいです。
なぜなら(後ほども触れますが)、人脈が出来やすかったり、市場に詳しくなり会社が知らなかった最新の現場の情報を手に入れることができたり、アイディアが生まれたりするからです。
必要な知識や技術を把握できるようになります。
実際に独立するひと多いですよ。
なので、将来独立したいと考えている人や起業したいと考えている人は気になる分野の営業として働くのはかなり理にかなっていると思います。
営業職が描けるキャリア(2):他業界
営業職は転職の成功率がかなり高くなります。
それは営業で身に付くスキルが汎用性がかなり高いということに加えて、先ほどお話したとおりパイプができやすくなるからです。
じっさいぼくも営業先から、
「うちに管理職としてこない?」
と誘われたことが何回もあります。
条件が合わず丁寧にお断りさせていただきましたが。
自分が求められていると実感できるのは自己肯定感もかなり上がりますし、仕事のやりがいに大きく影響してきます。
なので一社に勤めることに対して不安がある人にもおすすめです。
営業職が描けるキャリア(3):管理職
営業職は昇進しやすいです。
なぜなら目立ちやすいからです。
営業は結果が出れば嫌でも目立ちます。
そして結果がでる=会社から評価されるということです。
株式会社は売上を上げるための組織ですから。
それに直結する成果をあげられる人は重宝されます。
事実、ぼくの周りもそうです。
マジで営業経験者が多いです。
なので、
「会社で出世していきたい!」
とか
「経営陣の仲間入りがしたい!」
と思うような方にもおすすめできます。
続いても営業職のメリット、身に付くスキルについてお話していきます。
営業職で身に付くスキル
ぼくが実際に身についたスキルが下記のとおりです。
これらが身につくと仕事(営業)がどんどん楽しくなっていきます。
- ①:人脈
②:活動力
③:リサーチ力
④:ニーズを汲み取る力
⑤:組織での立ち振る舞い方
実体験をもとに展開しています。
ひとつずつ見ていきましょう。
営業職で身に付くスキル(1):人脈
ちょっとスキルと言うと少し違いますが‥ご愛嬌でお願いします。
先ほどもお話しましたが、営業職は活動すればするほど人脈が形成されていきます。
繰り返しになりますがぼくも何度もお誘いを受けました。
もちろん人脈が全てではありませんが、例えばこちらも先ほど触れたフリーランス等は人脈が命だったりします。
どちらにせよ財産になり得るところですので、あって損はないかと。
営業職で身に付くスキル(2):活動力
営業職は活動力、もしくは行動力が身につきます。
それに伴う「行動量」も。
なぜなら結果や成果を出すためにはそれが必要だからです。
営業職としてしっかり取り組んでいきたいと考えるとそれなりの活動量になってきます。
また営業は背フルコントロールもかなり重要になってきます。
足を動かすのは結局気持ちですので。
自分を奮い立たせるコツやきっかけを知ったり作り出せたりする人は営業以外の分野でも結果につながりやすいです。
結局はやるかやらないかですので。
営業職で身に付くスキル(3):リサーチ力
営業はリサーチする力が身につきます。
すなわち現場の声を聞く力。
冒頭でもお話したマーケティングに必要な要素ですね。
なぜなら、当然ですが現場に直に立つ、最前線にいるからです。
またその力が自身の行動や戦略を練る上で必須になってくることもまた大きな理由のひとつです。
どうすれば相手は答えてくれるのか、どう質問すれば引き出せるのか等々実践でしかなかなか学べ得ないことです。
その業界においてのプロフェッショナルになるために、どこに行けば最新の情報が入手できるかなどドンドン業界に詳しくなっていきます。
聞き上手は基本的に人から好かれやすいので、人生においても持っておくと得するスキルのひとつですね。
営業職で身に付くスキル(4):ニーズを汲み取る力
前述した聞く力(リサーチ力)にも似た、非常に親和性の高いスキルになります。
リサーチした(調べた)上でそれを活かさないと意味がないからですね。
リサーチを続けるうちに自然と精度が上がっていきます。
相手が何を求めているのか、本人は気づいていないけど何が必要なのか。
このスキルが身につくとマーケティングスキルも飛躍的に上昇します。
営業職で身に付くスキル(5):組織での立ち振る舞い方
p:先ほど昇進しやすいといった所以でもあります。
営業職は組織での動き方まで洗練されていきます。
なぜなら営業職は社内連携がマストになってくるからです。
現場と呼んだりしますが、その人たちと連携をとることによってより自身の営業成績や商品のブラッシュアップが可能になるんです。
また、時には必要な予算を得るために上司にプレゼンしたりといわゆる社内営業のスキルも一方で身に付けざるを得ない環境が往々にしてあるのです。
営業職に向いてる人の特徴
コミュ障で営業なんかとても無理かなと思っていたぼくが思う向いてる人の特徴は下記のとおりです。
- ①:サボれる人
②:内勤が苦手な人
③:経営者になりたい人
これらがあればスタートダッシュがかませます。
というか、ぼくがもともと持ち合わせていなかった事が多いです。
なので当然持っていなくてもできますし、実際僕は成果をだすことができました。
そんな観点で見ていただければ幸いです。
ひとつでも当てはまっていたらセンスありだと思います。
そしてぼくの気持ちが見事に上記のように変化していったのもすごいなと思ってます。
それではひとつずつ深堀りしていきます。
営業職に向いてる人の特徴(1):サボれる人
適度に息抜きができる人は営業に向いています。
なぜなら営業職はその業務上の特性ゆえに考えすぎてしまうところがあるからです。
考えすぎると、陥りがちなのが負の思考です。
ここで、
「会社から給料をもらっているから1分1秒も惜しんで働かなきゃ!」
という考え方だと負の思考が頭に残ったまま活動するのがパフォーマンスが低下します。
そしてどんどん辛くなっていきます。
なので適度に息抜きができる人が営業を長く続けていく素質を持っています。
体を動かすのは結局気持ちですので、そのメンテナンスと思ってください。
もちろん世の中には1日中集中することができるバケモノもいます。
ですがそんな人は本当に一握りです。
自分のペースをしっかりと掴んで把握しましょう。
営業職に向いてる人の特徴(2):内勤が苦手な人
「デスクワークをしてると目が痛くなるし、体が硬くなっていやだ‥。」
もしくは動きたくてうずうずしている人は営業職をおすすめしたいです。
これはもう説明は不要かと思いますが、内勤が苦手な人は外回りが向いてます。
「お昼に何を食べようか」
とか、
「ちょっと喫茶店で書類仕事をしようか」
とか、
「こんなところにこんなお店があるのか、今度奥さんを連れてこよう」
とか、本当にいろんな発見があって飽きません。
営業職に向いてる人の特徴(3):経営者になりたい人
将来独立や起業を考えている人に営業職はおすすめです。
理由は、【営業職が描けるキャリア】と【営業職で身に付くスキル】の章でもお伝えしたとおりです。
- 特に独立したい分野・業界が既に決まっているのであれば迷わずその業界の営業職としてガッツリと人脈を作り、現場の肌感覚を身に付け、最新の情報を常に入手するルートを作ってください。
これから伸びる営業職
最後に需要が長く続くであろう、というか伸びる可能性すらある業界をお伝えして本記事を終わりたいと思います。
これから伸びる営業職:営業職におすすめな業界
結論は、「介護業界」です。
なぜなら需要に対して供給が追いついていないからです。
介護業界にいる人たちは基本的に営業が嫌いな人が多いです。
むしろ営業が嫌だからその業界に入った人さえいます。(ていうか実際ぼくもそうでした。)
しかし介護業界にも営業は必要で、特に民間の株式会社は仕事を取りに行く必要があるんです。
ここまで言うと、
「でも介護の会社って潰れていってるって聞くよ?」
という声も聞こえてきそうですが、おっしゃるとおりです。
ただ介護の需要自体がなくなることはありませんよね。
だからこそ今残っている体力のある会社にどんどん吸収されていく未来が想像できます。
つまり、体力(資本力)のあるところを選べばむしろ安泰になる可能性の方が高くなるはずです。
これから伸びる営業職:おすすめな理由
ハードルがそこまで高くない。
なぜなら営業相手に優しい人が多く、基本的に需要があるからです。
どういうことか。
介護業界の営業は基本的にBtoBで同じ介護関係の人にアプローチすることが多いです。
そしてその方々はほぼ優しいです。
一般的にイメージするような営業風景ではおそらくありません。
(ビルが並ぶ炎天下で靴底すり減らしてハアハア言うような?)
ぼくも現場を経験して、肌感覚として
「これならやっていけるかも!」
と思ったからこそ、もともとコミュ障で営業に苦手意識があったにも関わらず挑戦してみました。
これから伸びる営業職:おすすめな職種は〇〇です
介護業界の中でも営業と言えばまず「福祉用具専門相談員」という職種が一般的です。
もちろん上記以外にも介護施設の営業などもありますが。
おすすめな理由はそこまで介護経験が必要というわけでないからです。
実際に介護未経験の人がこの仕事を始めることが多いです。
そしてぼくも実はちょろっと経験したことがあります。
その時の経験をもとに下記の記事で福祉用具専門相談員について解説していますので気になる方はチェックしてみてください。
【介護転職】福祉用具専門相談員とは?業界10年目が解説【面接攻略法もあり】
意外と求人が少なかったりします。
もちろん今ご紹介した職種以外にも、一言で営業と言ってもさまざまな業界があると思います。
自分が1番興味を持てて楽しめそうな業界を選ぶことが正しい選択だと思います。
楽しくないと続かないので^ ^
素敵な営業職ライフを。
おわり。
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