こんにちは、ユウ(@yuyuhoimin)です。
営業職として9年ほど働いていました。
実際にぼくの知り合いの女性も、管理職になって営業が必要になりいざ挑戦しようとしても足が動かず悩んでいました。
こうい人、けっこう多いと思います。
ひどい人だとメンタル崩壊してうつ病になっちゃう人も。
飛び込み営業に関しては辛いまま、怖いままにしておくと足が動かなくなり、当然結果も出ません。
それどころか、どんどん自己嫌悪に陥ってしまいます。
なので今悩んでいる方は、考え方や取り組み方を一度しっかりと考えて腹落ちさせる必要があります。
そうすることで驚くほどに気持ちが軽くなり、成果にも結びつきやすくなるはずです。
ということで本記事では、
「飛び込み営業を克服したい人」
「自己嫌悪に陥っている人」
のために、飛び込み営業に対してしっかりと向き合うためのきっかけになるように9年で体現した、考え方から克服の仕方まで具体的なアクションプランをご提案したいと思います。
- 父の仕事の影響で転勤族に。
- 転校を繰り返すうちにコミュ障に。
- 人前で話すのが苦手で、すぐ頭が真っ白になる。
- でも飛び込み営業が中心の部署で成績トップを何度も獲得。
- 部署の所長まで経験。
飛び込み営業が怖いと感じる理由
まずはなぜ怖いと思うのかをしっかりと把握しておきましょう。
そうすることで対処法が見えてくるからです。
以下からも解説しますが、見えないものほど、わかっていないほど恐怖を感じやすくなってしまうので。
- ①:新人なのに丸投げ
②:営業への評価
③:失敗への恐れ
上記のとおりです。
それぞれ順番に解説していきます。
飛び込み営業が怖いと感じる理由(1):新人なのに丸投げ
よく聞く話ですが新人なのに社内研修もそこそこに、営業についてほぼ何も教えられていない状況で行ってこいと言われる。
そして右も左もわからないまま飛び立つ。
普通に考えて怖いですよね。
もう少し深堀っていきます。
人はまだ経験していないことにことさら恐怖を抱きやすいです。
幽霊とか宇宙人とかが目の前にいたらビビりますよね。
反対に「知っている」ということは安心につながります。
そしてこのケースにおいては「孤独」が恐怖を助長させています。
1人で何もわからないところ(戦場)に放り出されたらそりゃ怖いです。
飛び込み営業が怖いと感じる理由(2):営業への評価
ふたつ目にあげたいのは、世間が持つ営業マンに対する評価です。
そもそも多くの営業を受ける立場の人は「営業=ノイズ」だと思ってます。
なのでそもそもが反発し合っている状態であることが往々にしてあるんです。
難しいですが売ろうとすると売れないんです。
そしてほとんどの営業マンがそこを理解していない。
もしくは理解していてもどう接すればいいか、答えが出ていない状態です。
なので総体的に見て、営業マン=ノイズであるという一般認識が生まれてしまいます。
そこが営業マンにとってつきまとう、または最初に取っ払うべき障壁として立ちはだかります。
なので面倒くささと同時に恐怖を覚えてしまします。
飛び込み営業が怖いと感じる理由(3):失敗への恐れ
これも最初に紹介した「未知への恐怖」に若干似ています。
自分が作り込んだ資料や、練習したトークが通用しなかったらどうしようという不安ですね。
それらが全て通用しなかった時、自分を全否定されたような感覚に陥ることを恐れてしまいます。
飛び込み営業の怖さ乗り越える方法
以下がぼくが実践してきた克服法です。
- ①:同行する
②:確率を把握する
③:受付と仲良くなる
④:置いてくるだけで
⑤:コンテンツに頼る
ひとつずつご紹介してきます。
飛び込み営業の怖さ乗り越える方法(1):同行する
先ほどもお話ししましたが孤独ゆえの恐怖がありますので、最初の方は可能な限り先輩や上司と同行営業をお願いすることをおすすめします。
ポイントは近い先輩や上司にすることです。
役職や立場が離れすぎていると逆にプレッシャーに感じてしまいますので。
先輩・上司への打診も一種の営業です。
営業力は汎用性が高く場所を選びません。
どうすれば上司や先輩がお願いを聞いてくれるか、提案方法まで考えられるとグッドです。
飛び込み営業の怖さ乗り越える方法(2):確率を把握する
これも社内での調査になります。
自分が今からしようとしていることはどれくらいの成功率があるのかを確認する。
思っていたほど高くないことがわかるはずです。
細かくなく、だいたいの数字でもOKです。
例えば契約までの成功率が3%とかだったら安心するはず。
また実際もそれくらいの数字かと。
知ることであるていど恐怖が薄れ、気が楽になります。
わからない道を歩くのは怖いですが、おぼろげでも全体がわかる地図があると安心しますよね。
飛び込み営業の怖さ乗り越える方法(3):受付と仲良くなる
実践編です。
営業の目的を少しズラしてみる方法です。
決裁者に面会して提案する、ではなく受付の人と仲良くなることを目的にすると気持ちが楽になります。
また受付と仲良くなるとメリットもありまして、ターゲットと面会しやすくなったりします。
または、普段聞けないようなターゲットの行動パターンや細かい出退社まで聞けることも。
まずは名前を覚えることからはじめてみてください。
飛び込み営業の怖さ乗り越える方法(4):置いてくるだけで
こちらは目標を少し下げてみるという方法です。
面会して話すだけが営業じゃありません。
ぼくがよくやっていたのは手書きのメッセージカードをノベルティ等の配布物に添えてポストイン。
それこそ受付の人経由で渡してもらったりする手法です。
これだと対面する恐怖から逃れられ少し気持ちが楽になります。
しかも驚くことなかれ、意外と効果的だったりするんです。
飛び込みじゃない営業であれば事前に電話やメールでアポをとってからすることをあえてリアルで行うことによって差別化をはかります。
ぜひお試しあれ。
しかも他のツールやチラシと違って捨てられにくいです。
飛び込み営業の怖さ乗り越える方法(5):コンテンツに頼る
これはバカみたいと思うかもしれませんがマジで効果的です。
今でもやっています。
ずばり、YouTubeや音楽の力を頼ってやる気を爆発させる手法です。
同僚はスラムダンクの山王戦を毎朝見て出発しているそうです。
ぼくは自己啓発系のセリフとテンション上がるアップテンポな音楽とのMADをみることが多いですね。
本当に足が動くようになるので自分の中の珠玉のコンテンツを見つけてみてください。
飛び込み営業の怖さを克服する考え方
ぼくは飛び込み営業以外の時でも以下の思考をよくします。そして都度気持ちが楽になります。
- ①:人間そんなに大差無い
②:万人に好かれるのは無理
③:最初からできる人なんていない
上記の3つがおすすめです。
ひとつずつ見ていきましょう。
飛び込み営業の怖さを克服する考え方(1):人間そんなに大差無い
人間の能力や実力なんて一歩外から見たら大差ないという考え方です。
つまり営業相手も営業する自分も本当の意味での上下関係や優劣なんて無いということ。
友達とまではいいませんが、対等であると考えられるとかなり楽になります。
実際会社の中でイキってても外から見たらただの人だったり。
意外と誰も気にしてなかったりしますからね。
その考え方ができればプレッシャーを軽減することができます。
ここまで話すと、
「いや、それでも絶対能力に差はある!それをひしひしと感じるもん!」
と思う方もいるかもしれません。
確かに完全に差がないわけではなく、おっしゃるとおりです。
ですが、実はその差を作っているのはセンスでも才能でもないことが往々にしてあります。
それが毎日の積み重ねの差だったりします。
営業相手も自分も大差無い。
もっと言えば会社内でもえらそうにしてくる上司や先輩と自分にそこまでの差はない。
そう考えるようにしてみてください。
飛び込み営業の怖さを克服する考え方(2):万人に好かれるのは無理
全ての人に好かれるのは無理だということを念頭にとくと楽になります。
日本人は特にA型が多く、なるべく一人でも嫌われないように全ての人に好かれようとしがちです。
ぼくがそうでした。
でも、繰り返しになりますがそもそも無理です。
無理なことをしようとするから辛くなるんです。
だってキムタクにだってアンチはいますし、ガッキーにだってアンチがいるんですから。
営業先からは好かれず当然。
もっと言えば嫌われて当然です。
だってそれが真理だから。
そう思えれば自然と足が動くようになってきますよ。
そして話を聞いてくれる人やコミュニケーションをとってくれる人を大切にしましょう。
飛び込み営業の怖さを克服する考え方(3):最初からできる人なんていない
最初から飛び込み営業で成功する人なんていません。
その証拠に、Googleの検索結果やYahoo!知恵袋を見ても多くの人が悩んでいるのがわかります。
営業を行う上で電話営業や飛び込み営業、訪問営業は避けては通れない。
新人の営業や飛び込み営業をして門前払いをくらい断られた経験のある営業は、
人と話すことに苦手意識が芽生えて営業活動が怖いと感じてしまうことが多い。大丈夫、みんなそれを通って今活躍してるよ。#営業祭り
— くじら|仕事を楽しくする営業MGR (@kujira_4456) November 16, 2021
若い頃はよく
「飛び込み営業」させられました初めての時は
怖いし、緊張もしました
逃げたいとも思いましたところが
1度やってみると
2度目はグーンと楽になります
3度目は余裕を感じる初めての行動って
こういうものだと思いますもちろん
飛び込み営業好きじゃないですけど。— 町野文孝@100%組織を変える現役経営者 (@FMmachino) September 23, 2019
みんな同じように悩みもがいています。
「いや、でもうちの部署に最初から好成績とるやつがいるんすよ〜。」
という声もどこからか聞こえてきそうなので事前にお答えしておきます。
それはたまたまです。ラッキーなだけです。
それで準備や活動を疎かにしていたら必ずあとからつけが回ってきます。
ずっとうまくいくはずないのが人生ですから。
前述したようにどんなに人気がありそうな人でも必ずどこかにアンチはいます。
その人も必ず合わない人が出てきます。
ですので同じように行動してダメだったら違う手を考えてまた営業する。
この繰り返しであなたの営業力がどんどん向上していきます。
もっと軽く考えて良いんです。
ちなみに飛び込み営業して契約に至るケースはおおよそ下記の4パターンです。
実際営業マンが直接的に関与するのは1/4です。
それ以外はあなたがどういう人間でどういう営業をするかはあまり関係がありませんので、気を楽に持ちましょう。
それでは最後に、それでもまだ恐怖が抜けきれない方の対処案を出させて本記事を締めたいと思います。
それでも飛び込み営業が怖い時
どうしても飛び込み営業の恐怖が拭えない時は、以下のアクションを起こしてみてください。
- ①:一回休む
②:部署を変える
③:業種を変える
順番に解説していきます。
それでも飛び込み営業が怖い時(1):一回休む
一度休暇をとりましょう。それもできるだけ長く。
まずは気持ちを落ち着けることから。
論理的に考えることができるようになる精神状態まで回復させることが何より重要です。
営業から離れてみることで色々と見えてくることがありますし。
その上で営業をこのまま続けるか否かも考えて良いと思います。
仕事でも同様です。
みなさんもそんな経験ないでしょうか。
とは言え所属している会社や部署がなかなか休みをとらせてくれないというところもあるでしょう。
そんな時はバレないようにさぼってみてください。
バレた時の責任はとれませんが、個人的にはかなりおすすめです。
サボりすぎるとそれが癖になって抜け出せなくなる人もいるので注意が必要ですが。
気持ちが楽になって結果的に営業効果が良くなったらだれも会社も文句は言いません。
結果を出すために必要なことですからね。
一回休憩してみてください。
それでも飛び込み営業が怖い時(2):部署を変える
思い切って部署を変えてみるのもひとつの手です。
サクッと営業以外の仕事をしてみると驚くほど性に合っていたりします。
また、違う部署から客観的に営業の部署をみることで新たな発見もあるでしょうし。
より魅力的に感じることもあるかと。
客観的に一歩引いて、見るという行為自体が気持ちに余裕を生んでくれるはずです。
それでも飛び込み営業が怖い時(3):業種を変える
飛び込み営業自体は辛いけど、
「営業は続けたいんだけど‥。」
とか、
「もう営業以外できない‥。」
「せっかく磨いてきたスキルを今後も活かしたい!」
という方は思い切って業種(売るもの)を変えてみると良いです。
上記のとおりで、培ったスキルをそのまま活かせますし、売る商品が変わればより活動が楽しくなったりするからです。
例えばぼくがやっていた介護業界の営業なんてかなりおすすめです。
営業相手はケアマネジャーという職種でBtoBになるんですが、40代の女性が多く基本的に優しい人が多いです。
- また、営業を受けること自体に慣れているので飛び込み営業で味わうあの絶望感が少ないです。
初めていくときはもちろん飛び込み営業にに近いですが、その後は何度も通うことになるので次第にルート営業に移行していくことになります。
需要も最初から一定数確定しているので気持ち的にもそこまで追い込まれることがありません。
是非一度検討してみてください。
介護業界の営業職として代表的なのが「福祉用具専門相談員」でして、以下の記事で解説していますのでチェックしてみてください。
>>【介護転職】福祉用具専門相談員とは?業界10年目が解説【面接攻略法もあり】
- 会社で辛いことや嫌なことがあったときによく言われるこの言葉。個人的には間違っていると思っています。
なぜなら三年も動かないでいたら大きく広くチャンスを失う可能性があるからです。
成長する機会まで奪われ、逆にその場所でしか生きられない変な特性みたいなものがつきます。
これだけ変化の激しい時代にいてじっとしていることのリスクを鑑みても旧石器時代の価値観としか言いようがありません。
嫌だと思ったら、辛いと思ったら何かしら自分でアクションを起こした方が絶対に良いです。
なので本記事を参考にもしいま辛く悩んでいるなら何かしらアクションを起こしてみてください(^ ^)
素敵な営業マンライフを。
おわり。
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