
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 訪問入浴が利用できる介護度
- 訪問入浴の料金は介護度でどれくらい違う?
- 介護度別の訪問入浴の利用率
- 介護度がまだ決定していない時の対応
- 訪問入浴を利用したい時の相談窓口

この記事を読めば、訪問入浴を利用する際の不安が解消されます。
※3分でサクッと読めます。
8年間の見識をギュッと凝縮しました。
それではまいりましょう( ˆoˆ )/
訪問入浴とは
- この機会に訪問入浴についてしっかりと把握しておきたい人は下記の記事をご覧くださいませ。
訪問入浴が利用できる介護度
結論は、要支援1〜2と要介護1〜5の全ての介護度で利用できます。
平たく言うと介護保険証を持っていればOK。
注意点:要支援1・2は理由付けが必要
要支援の人が訪問入浴を利用するには必要性を裏付ける根拠が必要になります。
なぜなら介護保険を利用したサービスだからです。
加えて訪問入浴サービスは単位数もその他の在宅介護サービスと比較しても高いからです。
どういうことかと言うと、国がほとんどの費用を出しているのでなんでもかんでもOKにしていたら破綻してしまうと言うことですね。
訪問入浴を利用する前段階として、訪問介護での自宅浴槽での介護、またはデイサービスでの入浴を利用するのが一般的です。
上記の2つのサービスでは対応が困難な理由が必要になります。
例えば下記のとおり。
- その①:自宅でお湯が出ない
- その②:感染症を持っていてる
- その③:デイサービスの利用に強い拒否がある
また、デイサービスの機械浴が壊れて治るまでの間のスポット的な利用もありました。
ちなみに要支援で訪問入浴を利用する人の割合はぼくが8年間訪問入浴に携わってる中では、だいたい1年に1人いるかいないかくらいです。
後ほど詳しく解説します。
訪問入浴の料金は介護度でどれくらい違う?
こちらも結論から先に言うとどの介護度でも同じです。
要介護か要支援かでの違いはありますが、前述した利用できる介護度と同様に要介護1〜5のどの段階でもかかる料金は一緒です。
訪問入浴の料金
- 要支援1・2:1000円くらい
要介護1〜5:1500円くらい
※1割負担の方の場合
※お住まいの地域や利用する事業所によって変動します。
介護度別の訪問入浴の利用率
引用:厚生労働省
上記のデータのとおりです。
圧倒的に介護度が重たい方が多いですね。
実際にぼくの会社でもおおよそ同じ結果になっています。
前述したように入浴介助の方法は身体状況等に応じて段階的に変化させていくので、介護度が軽い方の利用は少ないですね。
また訪問入浴サービス自体に拒否がある方も多いです。
よく言われる理由は下記のとおり。
- 理由①:『自分はまだそんなに落ちていない!』
理由②:『何人も人が来るのがわちゃわちゃしそうで嫌だ』
特に男性の方の拒否が多いです。
介護度がまだ決定していない時の対応

と思う方もいると思います。
結論は大丈夫です。
介護保険の申請さえしておけば『暫定』という形で導入することができます。
介護度がつくには認定調査を受ける必要がありますが、受けた段階でおおよその介護度の予想をつけることができます。
なので『要介護4になるはず!』という見立て動き出します。
見立てが外れたときは?
要介護度が予想と外れても単位数がオーバーしなければ大丈夫です。
そこもだいたいオーバーしないように担当のケアマネジャーが調整してくれます。
それでもギリギリの調整でオーバーしてしまった場合は自費での利用もあり得ます。
自費だと10割全てを支払うことになるので訪問入浴で言えばかなり大きな金額になります。
訪問入浴を利用したい時の相談窓口
結論は下記のとおり。
- 要介護認定を受けている→居宅介護支援事業所
- 要支援認定を受けている→地域包括支援センター
上記両方に必ず存在している、ケアマネジャーにお問い合わせくださいませ。
まとめ:訪問入浴はどんな介護度でも利用できる
いかがだったでしょうか?
基本的には訪問入浴はどんな介護度でも利用できます。
選定のキーポイントは他のサービスでの入浴介助ができない状態にあることです。
ということで今回は以上です。
訪問入浴は導入までに時間がかかますが、1回入ってもらったら虜になるくらい喜ばれることがほとんどです。
迷っている方は是非早めの導入を^ ^
おわり。
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