訪問入浴で押さえておきたい10の注意点【9年目の経験者が解説】

利用者向け
訪問入浴スタッフ:訪問入浴の仕事を始めたばっかりでどんなところに注意してケアすれば良いかわからないよ‥誰か教えて〜。

こんな悩みにお答えします。

本記事の内容

  • 訪問入浴で気をつけるべき10個の注意点
  • 訪問入浴でリスクが高いと思ったら
ユウ:この記事を書いているぼくは、訪問入浴に携わって9年目。現場で管理者をしつつ1,000名を超える利用者を見てきました。

この記事を読めば、訪問入浴で起こりうるリスクに対して事前に備えておくことができます。

※3分でサクッと読めます。
8年間の見識をギュッと凝縮しました。

なんか訪問入浴って注意すること多そうだよね‥。
何をするにしてもリスクはありますが、訪問入浴は特に注意する必要があります。ぼくが8年以上携わってきた中で特に重要だと思ってピックアップした項目を以下から解説していきますね。

それでは参りましょうぞ( ˆoˆ )/

訪問入浴で気をつけるべき10個の注意点


下記のとおり。

  • その①:家具
  • その②:湯温
  • その③:移動
  • その④:入浴後
  • その⑤:表皮剥離
  • その⑥:医療用具
  • その⑦:入浴時間
  • その⑧:情報共有
  • その⑨:近隣住民
  • その⑩:バイタルサイン

それぞれ順番に解説していきます。

その①:家具

機材の搬入で家具にぶつけてしまわないように注意してください。
特に浴槽の搬入時はかなり注意が必要です。

必ず2人以上で搬入するようにしましょう。
重さや安全性もそうですが視界が悪くなるので目を増やすという意味でも。

慣れてくると横着して1人で搬入してしまいがちです。
あとはお湯が飛び散ることも。

電気機器類が近くにある場合は注意が必要です。
サービス中はバスタオルを1枚かけたりします。

その②:湯温

湯温には注意しましょう。

利用者もそうですがスタッフも火傷を負うリスクがありまして、実際ぼくも何回かスタッフが火傷をしたという例を聞いています。

シャワーヘッドやカランから出るお湯には最新の注意を。
特に湯温を上げる時ですね。

その③:移動

ベッドから浴槽までの移動に注意しましょう。
移動距離が長ければ長いほどリスクは上がっていきます。

なのでできるだけ浴槽はベッドの近くに設置するようにしましょう。

また抱えたりするときは利用者の体に触れる場所にも気を使う必要があります。

その④:入浴後

入浴は意識していなくとも結構疲れます。
入浴後に体調変化が無いか確認してください。

水分補給の促しもあると良いです。
また冒頭でお話ししたように家具のチェックもお忘れなく。

浴槽を設置するにあたって家具を移動させたりすることがあるのでしっかりと場所を覚えておきましょう。
クレームの原因になりかねません。

その⑤:表皮剥離

前述した移動の時もそうですが身体を洗う時も注意が必要です。

皮膚が脆弱な場合少し強くこすると表皮剥離することも。

その⑥:医療用具

医療用具を装着している場合は扱いを含めて注意が必要です。
多いトラブルはバルーンカテーテルの抜去。
カテーテル系が多いです。

在宅酸素の鼻腔チューブを浴槽で踏んづけていたり。
後は透析している利用者のシャントに気づかずゴシゴシ洗ってしまったり。

事前に医療用具がついているか否かの確認は必ずしてください。

その⑦:入浴時間

入浴中は利用者もリラックスしてついつい話し過ぎちゃうことがあるので注意が必要です。

おおよその入浴時間の目安は5〜10分ほど。
こまめに体調の確認をしましょう。

繰り返しになりますが入浴は気づかないうちに結構疲れてしまいます。

その⑧:情報共有

家族や訪問入浴以外のサービス事業所との情報共有には常に注意してください。
クレームに繋がる可能性が高いです。

特に処置の内容など。
情報が共有されていないと不信感になります。

また訪問入浴は3人でサービスを提供する性質上、スタッフの入れ替わりが日常茶飯事です。
申し送りは適当にせずしっかりと。

その⑨:近隣住民

特に訪問入浴車の駐車場所や排水に関して近隣住民から苦情が来ることも。

事前に利用者や家族に近隣とのお付き合い状況も聞いておく必要があります。

その⑩:バイタルサイン

入浴前のバイタルには特に注意を。

平熱や血圧が高かったりする場合は担当医に事前に『入浴前のバイタルの許可値』を聞いておくと安心して判断できますよ。

また在宅酸素を利用している利用者に関しては酸素量の上限を確認しましょう。
サチレーションを確認しつつ酸素量を調整していきます。

結構あるね。頑張って覚えるよ。注意しててヤバイかも‥と思ったらどうすれば良いかな?
解説していきましょう!

訪問入浴でリスクが高いと思ったら


結論は、何より安全を最優先しましょう。
利用者や家族、サービスを提供する側の為にもなります。

危ない橋は渡らないようにすることです。
やるならしっかりと準備を固めた上で経験豊富なベテランを用意できる時です。

でもせっかく訪問したのに何もできないのも歯痒いね‥。
訪問入浴はお風呂介助だけではありません。別の選択肢も選べるんです。

清拭・部分浴という選択

入浴ができない状態だった場合、訪問入浴サービスでは『清拭もしくわ部分浴』というサービスを提供することができます。

単位数(値段)も下がります。
お体拭き、陰部の洗浄、褥瘡の処置や洗髪のみに限定してサービスですね。

訪問入浴を受ける利用者で意外に上記の『清拭・部分浴』について知らない方が結構います。

なるほど。入浴以外にもサービスが提供できるとは思っていなかったよ。盲点だった。臨機応変に対応して安心してお風呂に入ってもらえるように頑張っていくよ!
ファイトです!!

ということで今回は以上です。

訪問入浴は注意するべき点が他の在宅サービスよりも多いですが、多い分やりがいはあります。

安全にサービスを提供して利用者の笑顔を引き出してください( ˆoˆ )/

おわり。

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