訪問入浴における指示書の必要性とメリットデメリット【不要です】

ケアマネ向け
訪問入浴の利用者:今度訪問入浴介護サービスを利用することになったんだけど指示書って必要なのかな?以前から利用している訪問看護は医師からもらってるみたいだけど‥。

こんな悩みにお答えします。

本記事の内容

  • 訪問入浴における指示書の必要性
  • 訪問入浴における指示書のメリット
  • 訪問入浴における指示書のデメリット
  • 訪問入浴の指示書と指示の違い
ユウ:この記事を書いているぼくは、訪問入浴に携わって9年目。現場では管理者を務めていました。

この記事を読めば、訪問入浴における指示書に関する不安と疑問が解消されます。

※3分でサクッと読めます。
8年間の見識をギュッと凝縮しました。

それではまいりましょう( ˆoˆ )/

訪問入浴における指示書の必要性


結論は、不要です。
制度的にも運営基準にも明記されていません。
僕も何度も問い合わせたり確認をしました。

指示や意見を医師からもらうことはありますが『絶対的に指示書が必要!』というわけではありません。

実際に多くの事業所が指示書無しでサービスを提供しています。
たまに見かけるサイトで『訪問入浴は指示書が絶対に必要』と書いてありますが間違いです。

指示書が必要なサービス

例えば下記のとおりです。

  • その①:訪問看護
  • その②:訪問リハビリ
  • その③:通所リハビリ

利用する目的として医療や看護の色が強かったり、医療保険でも利用できる場合があるサービスですね。

訪問入浴でも看護師がいるじゃんか。何かおかしいね。
ケアマネさんからもよく言われます‥。

よくある質問:看護師がいるのに指示書はいらないの?

訪問入浴では看護師が帯同しているので医療サービスだと勘違いする人が多いです。
しかし内容はあくまで介護保険に準じた介護サービスです。

言い方が悪くなっちゃいますが看護師はおまけのような存在だと認識してもらえるとわかりやすいかと。
※医療従事者の目があるのとないのとでは状態の把握や安心感が全然違います。

補足:許可は必要

ただし担当医の許可は必要になってきます。
『医師が入浴は禁止!』と言っているのに入浴させることは当然ですができません。

なるほどね。じゃあ医師の指示書にはどんなメリットやデメリットがあるの?
詳しく見ていきましょう!

訪問入浴における指示書のメリット


安心感の担保です。
サービスを提供する事業者、利用者双方の安心と安全を生み出します。

看護師の可否判断をサポート

特に訪問入浴では入浴の可否をバイタルと、訪問時の利用者の状態によって判断するのが基本です。

なので際どい状況時は看護師にプレッシャーがかかります。
指示書があると看護師は助かります。

やっぱりあった方が無難なのかな?
実はデメリットも結構大きいので、無い方が良い場合も‥。

訪問入浴における指示書のデメリット


下記のとおり。

  • その①:導入障壁になる
  • その②:入浴ができなくなる
  • その③:費用がかかるケースがある

それぞれ順番に解説していきます。

その①:導入障壁になる

医師に指示書の作成を求めるとかなり時間がかかるケースがあります。
実際にサービスを受けるまでに時間がかかることも。

悲しいお話しですがモタモタしてる間にご逝去されるケースも少なくありません。

訪問入浴の利用を希望する中には『最後に1回お風呂に入れてあげたい!』という切実な願いもあります。

その②:入浴ができなくなる

指示書は作成する医師によって当然内容が変わってきます。

後述しますが入浴の可否判断に必要なバイタルの基準値をかなり狭く作られたりするといつまで経っても入浴できないことも。

その③:費用がかかるケースがある

指示書の作成に関して費用がかかるケースがあります。
多くは利用者負担になる場合が多いです。

ふむふむ。そんなデメリットがあるのか。
あくまで紙媒体でのお話しです。ややこしいですが指示や意見はやはり必要な場合も多いです。

訪問入浴の指示書と指示の違い


訪問入浴において指示書と指示(意見)の違いは書式であるか否かの違いです。

前述したとおり、医師の指示があるのとないのとでは安心感等々まったく変わってきます。

訪問入浴で医師の指示を仰ぐ項目

  • その①:入浴の可否判断基準
  • その②:処置内容

上記のとおり。サクッと解説していきます。

その①:入浴の可否判断基準

入浴前のバイタルサインですね。
体温や血圧、SPO2の上限や下限を事前に設定してもらいます。

既往歴で高血圧があったり、平熱が一般的な体温より高い利用者には特に必要です。

その②:処置内容

主に褥瘡に対する処置内容を仰ぐことが多いです。
ただ処置内容に関しても『絶対指示をもらう!』という訳ではありません。

訪問看護も同時に入っていることが多いので医師ではなく訪問看護と情報の共有をすることの方が多いで。

訪問看護は冒頭でもお話ししたとおり指示書が必ず必要ですので把握されているはずです。

指示や意見のもらい方

  • 手段①:口頭
  • 手段②:申込書

上記のとおり。こちらも深掘りしていきます。

手段①:口頭

僕は電話やサービス担当者会議でもらうことが多いです。
しっかりと記録に残しておく必要はあります。

繰り返しになりますが、医師は多忙な場合も多く書面でのやり取りは時間がかかることが結構あるので。

口頭が手っ取り早いです。
または利用者の家族が往診時に直接聞いたりです。

手段②:申込書

事業所によっては訪問入浴を利用するにあたって、専用の申込書を用意しているところがあります。

記載内容に医師の指示を書き込む欄を設けている場合があります。
担当のケアマネに確認してもらいます。

複雑だったけどわかったよ。
利用する事業所にしっかりと確認しつつ、よく相談してください。

まとめ:訪問入浴には指示書が必要ではない

看護師がいるので勘違いしやすいですが、訪問入浴に指示書は絶対必要というわけではありません。

メリット

事業者と家族双方に安心感を与える

デメリット

  • その①:導入障壁になる
  • その②:入浴ができなくなる
  • その③:費用がかかるケースがある

訪問入浴で医師の指示や意見をもらう項目

  • その①:入浴の可否判断基準
  • その②:処置内容

指示や意見のもらい方

  • 手段①:口頭
  • 手段②:申込書

ということで今回は以上です。

訪問入浴は看護師も帯同していることからこんがらがってしまうこともあります。

訪問入浴は医療保険ではなく、介護保険と覚えていれば迷った時にいくらかわかりやすくなるはずです( ˆoˆ )/

おわり。

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