
こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- 在宅での洗髪介助について
- 訪問入浴の洗髪介助について
- 訪問入浴の洗髪の手順とポイント

この記事を読めば、訪問入浴における洗髪介助の全貌がわかります。
※3分でサクッと読めます。
8年間の見識をギュッと凝縮しました。

在宅での洗髪介助について
家族が自宅で洗髪する難易度
結論は、かなり高いです。
介護度にもよりますが、特に寝たきりの高齢者への洗髪は家族がするには高い介護力が必要です。
負担もかかる為なかなか毎日実施するのは難しいと思います。
満足度はかなり高い
難易度が高い一方で、利用者の満足度はかなり高いです。
というか僕たちもそうですよね。
自分でするより人にしてもらう洗髪の方が圧倒的に気持ち良いと思います。
例えば美容室なんて最たる例ですよね。
実際に訪問入浴で洗髪介助を行う時は至福の表情をされる方が多いです。
また洗髪の時間をついつい延長してしまう人も少なくありません。


訪問入浴の洗髪介助について
訪問入浴における洗髪のタイミング
結論は最初の方です。
1番最初か2番目くらいか。
たくさんの訪問入浴業者を見ていましたがほとんど上記のタイミングです。
他のサービスの洗髪介助との違い
結論は、圧倒的に楽だという事です。
ほとんど負担がかかりません。
寝たまま何もしなくてOKです。
一方で訪問介護等々で自宅、もしくはシャワーチェア等で洗髪介助をする時はわずかですが座位保持に負担がかかったり。


訪問入浴の洗髪シーン
※7:30-9:45までが洗髪介助のフェーズです。
訪問入浴の洗髪の手順とポイント
※各訪問入浴会社によって差異がある場合があります。
- step①:濡らす
- step②:軽く洗い流す
- step③:本洗い
- step④:流す
- step⑤:軽く拭き上げる
上記のとおりです。
それぞれ順番にポイントと併せて解説していきます。
step①:濡らす
まずはシャワーを額あたりから当てて髪全体を湿らせていきます。
ここでポイントです。
顔にお湯がかかったり滴るのを防ぐために『ねじり鉢巻』を使用します。
フェイスタオルを捻って紙の生え際から耳あたりまでに防波堤のように置きます。
step②:軽く洗い流す
シャンプーを少量つけて軽くササっと洗い流します。
訪問入浴は週に1回から2回くらいの利用が多いので、髪についた油分をまず落とすためですね。
ここで『ねじり鉢巻』を一旦解除します。
step③:本洗い
泡立ちやすくなった状態でゴシゴシと洗っていきます。
爪は要注意して指の腹でマッサージしていくようなイメージ。
step④:流す
再び『ねじり鉢巻』の登場です。
利用者によっては耳栓をされる方もいます。
スタッフは流し役とねじり鉢巻役、耳を抑える役に別れます。
目や耳に入るのをしっかりガードしつつ、洗い残しや濯ぎ残しがないか確認します。
step⑤:軽く拭き上げる
ラストにフェイスタオルで軽く拭きあげます。
しっかりと耳の中の水滴もケアしていきます。

まとめ:訪問入浴の洗髪は至福の時間
寝たきりの人にとって洗髪は清潔保持に限らず気分のリフレッシュに大きく影響します。
気持ち良い時間の質をできるだけ上げたいなら訪問入浴がうってつけです。
できるだけ負担を排除し、徹底した連携プレーで至福の時間を提供します。

繰り返しになりますが、洗髪は介護を受ける高齢者にとってかなり満足度が高いケアです。
細かい要望もできるだけ事業者に伝えてより気持ちの良いものにしましょう( ˆoˆ )/
おわり。
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