訪問入浴のケアプランの作り方と型【サービス内容の事例もあり!】

ケアマネ向け
ケアマネ:今度はじめて訪問入浴を利用するんだけどどうやってケアプラン作ればいいんだろう?コツやポイントが知りたい‥。サービス内容はなんて記載すればいいんだろう?誰か教えて〜。

こんな悩みにお答えします。

本記事の内容

  • 訪問入浴のケアプランの作り方
  • 訪問入浴のケアプランのサービス内容例
  • ケアプランを作りながらリスク回避をする
ユウ:この記事を書いているぼくは、訪問入浴に携わって9年目。たくさんのケアマネからケアプランに関する質問を受けその度に回答してきました。

この記事を読めば、訪問入浴のケアプランがサクッと作れるようになりますので是非最後までご覧になってください。

※3分でサクッと読めます。
8年間の見識をギュッと凝縮しました。

それではまいりましょう( ˆoˆ )/

訪問入浴のケアプランの作り方


結論は、『正解はないが型はある』です。
なぜならケアプランの作成内容は利用者の状態によって異なるからです。

他の在宅サービスと同様に導入するサービスで解決できることは何かを明確にしてプランに落とし込むのがセオリーです。

訪問入浴の利用用途

訪問入浴はだいたい『身体の清潔保持』が代表的な目的となります。

しかし細かく見れば利用期間や家族環境などに違いがあります。
利用者の状態に応じたケアプランをそれぞれ作成していくのがベストですよね。

ただ中々最適解を作れるはずもありません。

利用期間の例

例えば定期的に訪問入浴を利用する人がいる一方で、スポット的に利用するケースもあります。

デイサービスで入浴してたけどコロナが発生したとか、使用していた機械浴が壊れて治るまでの間利用するとか。

上記はあくまで一例ですが訪問入浴の使い方が変わってくると伴ってプランも変わってきます。

ユウ:ちなみにコロナ禍では上記のような例が多く、訪問入浴時代の需要は全国的に見ても増加しました。

なのでまずは利用者が訪問入浴を使う最大の理由をしっかりと確認しておきましょう。

ケアマネ:とは言ってもまっさらな状態からプラン作るのは骨が折れるよ。他のケアマネがどんな感じで作ってるのか教えてくれよい。
ユウ:以下から解説していきますね!

訪問入浴のケアプランのサービス内容例


下記のとおり。

  • その①:看護師による健康チェック
  • その②:全身状態の確認
  • その③:会話(発語の促し)
  • その④:水分補給の促し
  • その⑤:移動介助
  • その⑥:入浴介助
  • その⑦:シーツ交換
  • その⑧:排便・排尿の確認
  • その⑨:爪切り
  • その⑩:着脱介助
  • その⑪:入浴後の処方軟膏塗布

8年以上ケアプランを見てきましたが、だいたい上記の項目に集約されます。

それぞれ順番に解説していきます。

その①:看護師による健康チェック

この項目はマストで入ります。
ポイントは『看護師による』とつけることです。

訪問入浴では基本的に看護師が付きますがまれに介護職員のみの3名でサービスを提供することがあります。
(ほとんどありませんが‥。)

そして介護職員のみの場合算定される単位数も変化してしまいます。
なので差別化をしっかりとPRするためにもつけましょう。

ちなみに訪問入浴に関する単位数については下記の記事にまとめています。
»【2021年4月改定】訪問入浴の単位数の変化と初回加算について

その②:全身状態の確認

こちらもマスト。
または『皮膚状態の観察』と記載することも。

全裸になって確認できる機会も訪問入浴以外ではそうそうないので。

その③:会話(発語の促し)

たまに見かけます。
訪問入浴はリラックスできるので普段発語がない利用者も徐々にできるようになってくるケースが少なくありません。

その④:水分補給の促し

服薬等の介助はサービス外となりできませんが、促しならOK。

その⑤:移動介助

ベッドから浴槽、浴槽からベッドへの移動介助ですね。

基本的に抱えますが利用者によっては少し歩行ができる方もいます。

その⑥:入浴介助

マストですね。絶対明記します。

または『全身洗体』と記載するケアマネも。
細かく『洗髪介助』も明記するケアマネもいます。

その⑦:シーツ交換

業者によって変わってきますが、シーツ交換も入ります。
または『ベッドメイキング』

その⑧:排便・排尿の確認

そのままです。共有の連絡ノートなどがあればそちらへの記載も。

ただバルーン内の尿の破棄や管理はできません。

その⑨:爪切り

ほとんどの訪問入浴会社はしていると思いますが要確認。

また男性利用者であれば髭剃りも可能な場合が。

その⑩:着脱介助

マストですね。
オムツ交換も含まれます。

その⑪:入浴後の処方軟膏塗布

または『褥瘡の処置』等も明記する場合がありますが、気をつけなければいけません。

なぜなら訪問入浴は原則医療行為は禁止でして何でも噛んでも明記していいわけではなく条件もあったりするからです。

よく『看護師がいるのに‥?』と質問を受ける分野です。
下記の記事で詳しく解説しています。
»訪問入浴の看護師の医療行為について【できる事できない事まとめ】

なので『たんの吸引』も基本的には明記せず、条件に合致した時のみ明記可能です。

ユウ:基本的にはケアプランに明記されていないサービスは実施できませんからね。記載内容が増えても損はないです。

訪問入浴のケアプランの第2表:長期目標

『生活全般の解決すべき課題(ニーズ)』にはあまり関係せずほぼ下記のような記載になります。

  • 体を清潔にして、感染症を予防する。
  • 入浴を楽しんでリラックスする。

例えば上記のとおりです。

訪問入浴のケアプランの第2表:短期目標

こちらも『生活全般の解決すべき課題(ニーズ)』によらず下記のような記載が多いです。

    定期的に入浴ができる。

めっちゃ簡潔ですね(笑)
でもそんなもんです。

訪問入浴のケアプランの第1表:利用者及び家族の生活に対する意向

明記されない場合が多いです。
書くとしたら『自宅でお風呂に入りたい。』くらいでOKです。

訪問入浴のケアプランの第1表:総合的な援助の方針

こちらも明記されない場合が多いです。

記載するなら『訪問入浴を利用して定期的に入浴できるようにする。』などです。

ユウ:ちなみにほとんどの事業所が、提供表では1時間でとってもらってます。

また、訪問入浴に関する加算と減算については下記の記事でまとめています。
»訪問入浴で使われる加算まとめ【減算ケースも解説】特定処遇改善加算、サービス提供体制加算

ケアプランを作りながらリスク回避をする


ケアプランを作成していると訪問入浴というサービスについてより考える時間ができると思います。

作成しつつ、起こり得るトラブルを予想して事前に回避できるようにするといいです。

ベテランケアマネは事前に防波線を引いてくる

世間的には利用率の低い訪問入浴ですが、中には訪問入浴についてスタッフ顔負けの知識を持つ人も。

医療法人で入浴を使う頻度が高かったり、元々訪問入浴をやっていたりと様々ですが、起こり得るトラブルを把握しているので事前にこちらに確認や問い合わせをしてくれます。

訪問入浴で起きるトラブルを下記の記事にまとめましたので参考にどうぞ。
»【体験談】訪問入浴で起きたトラブル事例まとめ【予防策もセット】

ということで今回は以上です。
訪問入浴をケアマネがプランとして持っている確率は2021年現在で1%を切っています。

初めて利用するケアマネは少し戸惑うかもしれませんが、本記事を参考にサクサクっと作成しちゃってください( ˆoˆ )/

改定事項等あれば速攻で更新していきます!

おわり。

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