
こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- 訪問入浴車の仕組み
- 訪問入浴車の使い方
- 訪問入浴車の価格
- 訪問入浴車のメーカー
- 訪問入浴車は軽自動車でもOK
- 訪問入浴車のリースについて

訪問入浴車を使い続けてたくさんのトラブルにも合いました。
実際に使っている立場としてコメントしていきます。
※3分でサクッと読めます。
8年間の見識をギュッと凝縮しました。
訪問入浴車はよく介護者や近所の人から仕組みや構造について聞かれることがあります。
本記事を参考にすると、寄せられる質問にスパッと答えられるレベルまで持っていけると思います。
それではまいりましょう( ˆoˆ )/
訪問入浴車の仕組み
出典:アサヒサンクリーン
訪問入浴車の構造は下記のとおりです。
- その①:ボイラーが付いてる
- その②:貯水タンクが内蔵されている
- その③:浴槽が収納できるスペースがある
ひとつずつサクッと解説していきます。
その①:ボイラーが付いてる
瞬間湯沸かし器と煙突が付いています。
一般家庭と同様に給湯パネルが設置されていて、温度を調整します。
訪問入浴車の中でお湯を沸かし、ホースを通じて自宅に設置した浴槽へとお湯や水を供給します。
なので訪問入浴車はガソリンと灯油が必要になります。
灯油タンクはだいたい20〜30ℓくらい入ります。
その②:貯水タンクが内蔵されている
沸かすお水を貯めておけるタンクがあります。
貯水タンクに水がないとそもそも沸かすことができません。
貯める水は利用者宅から貰います。
貯水できる量は120〜200ℓくらいです。

その③:浴槽が収納できるスペースがある
1番の商売道具である浴槽を乗せられるスペースが確保されています。
これが1番車内を圧迫させます。
なので訪問入浴車に乗るスタッフは少し窮屈です。
訪問入浴車の使い方
出典:アースサポート
下記の手順で使用します。
- 手順①:給水をする
- 手順②:電源を繋ぐ
- 手順③:給湯パネルで温度調整
- 手順④:ホースを引っ張る
- 手順⑤:施錠する
深掘りしていきます。
手順①:給水をする
まずは利用者宅の水道にホースをジョイントさせて車に流して貯めます。
手順②:電源を繋ぐ
ボイラーを作動させるためには電源が必要でして、こちらも利用者宅からお借りします。
使う電力はだいたい10A(アンペア)くらい。

手順③:給湯パネルで温度調整
適温に調整します。
一般的な給湯器と同じように45度から60度まで調整可能です。
75度まで上がる給湯器もあります。
手順④:ホースを引っ張る
貯水タンクに連結されているホースをギュインと浴槽まで引っ張っていきます。
だいたいホースの長さは40mくらい。
市営住宅で言うと4階くらいまでなら届く長さと水圧があります。
手順⑤:施錠する
ホースを通す隙間を確保しつつ、ハッチを閉めてしっかりと施錠します。
サービス中は車を確認できませんので。
車上荒らしや盗難もけっこうありまして、ぼくも実際経験しました。
訪問入浴車の価格
車両の購入価格は新車でおおよそ250〜300万円くらいです。
もちろん業者や購入する量によって差異はあります。
中古の訪問入浴車
価格はピンキリです。
ヤフオク等のネットオークションでは最安価で50万円台のものから高く200万円とか。
性能や製造年月日でもちろん変動します。
個人的にはおすすめしません。
衛生上の問題やメンテナンスがどうしても必要になる可能性が高いからです。
訪問入浴車のメーカー
代表的なのは下記の2社です。
またサニーペットは入浴車と布団乾燥機が一体になった車両を販売しています。
訪問入浴車は軽自動車でもOK
出典:オアシスジャパン
訪問入浴車の種類は普通車と軽自動車に別れます。
かなり大きな車というイメージを持たれますが意外に軽自動車でもいけるんです。
当然軽自動車の方が経費も抑えることもでき、運転も楽で事故リスクを軽減することができます。
軽自動車は分割型の浴槽のみ
ひとつ難点をあげるとするならば、軽自動車には分割型の浴槽しか入りません。
浴槽については下記の記事で詳しく解説しています。
»【令和最新】訪問入浴の浴槽について価格、大きさ、重さ、全て解説
訪問入浴車のリースについて
結論、ほとんどの訪問入浴業者がリースで契約しています。
ちなみに僕の会社は三菱オートリース。
リースのメリット
リースのメリットはメンテナンスや修理に迅速に対応してくれるところです。
また最近ではドライブレコーダーを使った管理も提供してくれるのでおすすめです。
むしろ購入している企業の方が少ない印象です。
ということで今回は以上です。
訪問入浴車は初めて見るとわけわかりませんが、使い始めるとすぐに慣れますよ( ˆoˆ )/
おわり。
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