
こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- 訪問入浴で事故が起きやすいタイミング
- 訪問入浴で起きる事故の事例
- 訪問入浴の事故で最悪の場合を避ける方法

この記事を読めば、訪問入浴で起きる事故とその要因を知ることができます。
※3分でサクッと読めます。
8年間の見識をギュッと凝縮しました。
それではまいりましょう( ˆoˆ )/


訪問入浴で事故が起きやすいタイミング
結論は慣れてきた時です。
なぜなら慣れてきた時こそ注意が散漫になるからです。
車の運転と同じ
慣れてくるとある程度の予測が立つようになるので『〇〇だろう』という心境になりがちです。
また怠慢にもなります。
具体的な事例は後ほど解説します。
全工程に事故リスクが潜んでいる
訪問入浴はケアだけではなく、入浴車両や家財道具等々にも事故が起きる可能性が潜んでいます。
その他の在宅介護サービスと比較してもかなり多いです。


訪問入浴で起きる事故の事例
下記の3パターンがあります。
- その①:車両事故
- その②:機材事故
- その③:介護事故
それぞれ順番に解説していきます。
その①:車両事故
一般的な車両事故と同様に訪問入浴でも事故が起きます。
通行人との接触や外壁を傷つけたりなど。
事業所によって普通車だったり、軽自動車だったりしますが利用者のお宅によって駐車スペースが異なるので難しいところですね。
1番事故が起こる確率が高いかもしれません。
ちなみに僕の会社でも誘導を必ずつけたりと徹底しています。
その②:機材事故
平たく言うと水もれ事故です。
訪問入浴で使うホースが劣化していたり、排水が溢れたり。
あとは自宅から借りしている給水の蛇口が吹っ飛んだり様々な事故が起こる可能性があります。
僕も新人の頃は水パッシャーンをよくやってよく謝罪してました。
その③:介護事故
移動時に転倒して骨折したり、湯温で火傷したり、洗体時に強く擦り過ぎて剥離したり。
説明するとかなり長くなるので別の記事を用意しました。
»訪問入浴で押さえておきたい10の注意点【9年目の経験者が解説】
具体例をいくつか挙げると、爪切り介助で深爪し過ぎたり、ベッドから浴槽までの歩行を介助していても転倒を防げなかったりでクレームになったり。
本当にたくさんの事故リスクが潜んでいます。




訪問入浴の事故で最悪の場合を避ける方法
以下の3つの手順を踏んでください。
- 手順①:入浴前のバイタルサイン
- 手順②:家族と医師に確認
- 手順③:超短入
ひとつずつ深掘りして解説していきます。
手順①:入浴前のバイタルサイン
体温、血圧、酸素の値をしっかりと確認しましょう。
だいたい体温が37.5度以上、血圧は収縮期が160以上、酸素は90%を下回っている場合は見送った方が良いかもしれません。
上記は医師に入浴前のバイタルの許可値を聞いたときの平均回答値です。
この時点でいつもと状態が違っていたり、気分不良等の訴えがあれば無理して入浴せず、『清拭や部分浴』と言う手段もありますので。
手順②:家族と医師に確認
『それでもどうしても入浴させたい!』と言う強い希望があるときは家族、医師に確認をしっかりと取りましょう。
実際に訪問入浴を利用する人は『最後に入れてあげたい‥』と言うご要望が少なくないので上記のようば場面に出会すこともあります。
手順③:超短入
そして確認をしっかり取れたら、超短い入浴でいいのでサッとあげましょう。
『超短入=とても短い入浴』です。
介護保険の制度的にも入浴にかける時間に規則や制限はありません。
長湯は身体にも負担をかけてしまうので。

訪問入浴は怖い事故もありますがその分顧客満足度もかなり高いです。
準備していれば防げる事故も多いのでしっかり準備してケアに当たりましょう( ˆoˆ )/
おわり。
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