
こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- 訪問入浴の浴槽の種類
- 訪問入浴の浴槽の大きさ
- 訪問入浴の浴槽の重さ
- 訪問入浴の浴槽の価格
- 【業者別】訪問入浴の浴槽の特徴

この記事を読めば、訪問入浴で使う浴槽に対する網羅的な知識が手に入ります。
※3分でサクッと読めます。8年間の見識をギュッと凝縮しました。
それではまいりましょう( ˆoˆ )/
訪問入浴の浴槽の種類
結論は、大きく分けて2つの種類があります。
- その①:一体型
- その②:分割型
上記のとおり。
どちらかと言うと『分割型』を使用している業者の方が多いです。
それぞれ解説していきます。
その①:一体型
出典:アサヒサンクリーン
サイズが大きく、体格が良い利用者もゆったりと入浴することが可能です。
デメリットとしては僅かではありますが搬入に苦戦することも。
その②:分割型
出典:セントケア
画像のとおり、半分ずつにセパレートすることが可能で持ち運びや搬入に便利です。
デメリットとしてはこちらも僅かですが一体型と比較すると水漏れのリスクがあります。
訪問入浴で使う浴槽のカラー
圧倒的に多いのはアイボリーや白色です。
しかし最近では記事後半で紹介しますがハイカラな色も出ています。

訪問入浴の浴槽の大きさ
下記のとおり。
- 長さ→2mくらい
- 幅→60〜80㎝くらい
- 高さ→50〜60㎝くらい
※前述した浴槽のタイプ等々で差異がありますがそこまで大きな差はありません。


訪問入浴の浴槽が設置できるスペース
上記にそれぞれプラス15㎝程(人がつけるくらい)のスペースがあれば十分にサービスの提供が可能です。
下記の記事で浴槽を設置できる場所など含めて、さらに詳しく解説しています。
»訪問入浴に必要なスペースと意外な設置場所5選【落とし穴有り!】
またマンションでの訪問入浴については下記の記事で理解できると思います。
»マンションで訪問入浴を行う為の2つの方法【高層階でもOKです】

浴槽の搬入
訪問入浴の浴槽は全て日本家屋の構造や設計に合わせて作られているのでほとんど搬入できます。
搬入の方法は普通に持ち運ぶ感じ。
一体型は背負って搬入するケースがありますね。あまり浴槽には良くありませんが‥。

訪問入浴の浴槽の重さ
下記のとおり。
- 一体型→10〜15kgくらい
分割型→20〜25kgくらい
浴槽の材質等々によっても前後してきます。
一昔前はかなり重たかったみたいですが、最近ではカーボンなどを使って軽量かつ丈夫な浴槽を製作しています。
ちなみに分割型に関しては2つにセパレートできるので半分の10kgずつくらいをそれぞれ持ち運ぶ感じですね。
訪問入浴の浴槽の容量
だいたい150〜200ℓくらい入ります。
水道代に関しては利用者負担になりますがそこまで高くありません。
下記の記事で解説しています。
»【答えは2つ】訪問入浴のお湯はどこからきているのか【注意点有】
よくある質問:床が抜けたりしない?
ほぼ大丈夫です。
単純計算で利用者の体重に浴槽とお湯の重さ(合計25〜45kg)が加わる程度なので。
よほど弱い床であれば抜けてしまうかも‥。
ただぼくの8年以上の経験でも『ここ少し床弱いかなぁ‥。』と思った部屋でも床が抜けた事例は1度もありません。
【業者別】訪問入浴の浴槽の特徴
各業者によって浴槽自体に付加価値をつけているところがあります。
訪問入浴も商売ですからね。
各社しのぎを削っています。
例えば下記のとおり。
- その①:体重測定ができる
- その②:混合栓
- その③:フレームorウィンチ
深掘りしていきます。
その①:体重測定ができる
出典:アースサポート
入るだけで体重測定が可能な浴槽があります。
車椅子座位が取れなかったり、立位保持が難しい人に適しています。
また訪問入浴を利用する人は重度のケースが多く栄養管理等の観点から見ても体重管理が重要だったりします。
その②:混合栓
出典:まごの手
多くの浴槽はお湯のみを供給しますが、混合栓だとお水も同時に供給することができます。
つまり手元で温度調整が可能ということです。
どういうことかと言うと温度調整にかかる時間がかなり短縮されるわけです。
その③:フレームorウィンチ
浴槽にはハンモックの様なシートを張ります。
シートの高さを調整するために使われるのがフレームまたはウィンチというものになります。
フレーム
出典:ニチイ
浴槽の外殻に沿って取り付けるもので少し全体のスペースがかさみます。
ウィンチ
出典:アサヒサンクリーン
浴槽の足元に取り付けるもので長さが長くなります。
補足:最近はおしゃれな浴槽も
出典:リクラス
最近は上記の様なスタイリッシュでおしゃれな浴槽も登場しています。
訪問入浴の浴槽の価格
浴槽本体の値段はおおよそ下記のとおり。
- 一体型→35万円くらい
- 分割型→50万円くらい
もちろん企業力によってたくさん購入してひとつ中の値段を交渉するケースがほとんどです。
また付属品等も合わせるとまた費用はかさみます。
全体的な費用に関しては下記の記事で詳しく解説しています。
»【人員基準がネック?】訪問入浴事業を立ち上げるまでの3ステップ
訪問入浴の浴槽の購入先
デベロさんが有名です。
また業者によっては自社だったり、型ができれば海外に特注で頼むケースも。
中古の浴槽
中古でも売っているのをたまに見かけますが個人的にはあまりおすすめできません。
お水を扱うものなので少しのヒビや劣化がトラブルを招くことになるからです。
見栄えもあまりよくありませんしね。
ということで今回は以上です。
繰り返しになりますが訪問入浴で使う浴槽は業者によって様々です。
1社だけを見るのではなく身体状況や家屋状況に応じて最適解となる浴槽を持つ業者を探してみてください( ˆoˆ )/
おわり。
コメント