訪問入浴の介護保険でできる事の範囲【対象者や料金、回数まとめ】

利用者向け
訪問入浴に興味がある人:訪問入浴を今度初めて使うんだけど介護保険でできる事とできないことが知りたいな。

こんな悩みにお答えします。

本記事の内容

  • 訪問入浴の介護保険でできる事の範囲
  • サービス事業者選びは任せっきりにしない
ユウ:この記事を書いているぼくは、訪問入浴に携わって9年目。

この記事を読めば、訪問入浴×介護保険制度についてのおおよその疑問が解消されます。

※3分でサクッと読めます。
8年間の見識をギュッと凝縮しました。

それではまいりましょう( ˆoˆ )/

訪問入浴の介護保険でできる事の範囲


基本的に入浴に関わる行為全てです。

例えば、洗身や洗髪、陰部洗浄や衣類の着脱介助ですね。
ベッドから浴槽間の移乗介助も含まれます。

医療用具がある場合

医療用具がある方に関しては、入浴するのに何らかの処置が必要な場合はその行為も含まれます。
ただ、ややこしいことに医療行為は原則できません。

例えば経管栄養をしている方の針の抜き差しなど。
防水の処置はできるんですけどね。

本当にややこしいんです。

こちらに関してはここで語り出すととても長くなるので別の記事を用意しました。
»訪問入浴の看護師の医療行為について【できる事できない事まとめ】

なので入浴に必要な介助はひととおりできるけど、医療色が強い行為は要確認といった感じです。

よくお願いされるけどできないこと

前述したとおり、入浴に必要な行為はOKですが、それ以外は基本的にNGです。

例えば訪問入浴では着替えがあるので『洗濯機を回して欲しい』とか『髪を切って欲しい』とか『お弁当をレンジで温めて欲しい』とかですかね。

サービス内容はケアプランに落とし込まれる

厳密に言うとケアマネジャーが作成したケアプランの中に明記されていない内容はできません。

下記の記事はケアマネ向きですがケアプランについて詳しく理解できると思いますので載せておきます。
»訪問入浴のケアプランの作り方と型【サービス内容の事例もあり!】

【介護保険】訪問入浴の対象者

要介護認定を受けている全ての高齢者が対象です。
要支援でもOK。

ちなみに利用者数は少ないですが要支援でもOKです。
その場合後述しますが単価も下がります。

ただ基本的には訪問介護を使った自宅での入浴かデイサービス等で受けることが多いです。
要支援で訪問入浴を受けるには特異な条件が必要になります。

暫定での利用

『介護保険に申請したけど、まだ結果が出ない‥。』←こんな場合は暫定でケアプランを組むことができるので全然OKです。
注意点は介護度が蓋を開けてみるまでわからないところです。

担当のケアマネジャーはだいたい介護度を予想して限度額に収まるようにサービスの回数等を調整します。

ケアマネの腕の見せ所ですね!

また、訪問入浴は緊急で必要になるケースも多いので上記の『暫定』と言う措置をとることが多いです。
介護保険の認定結果が出るのは時間かかりますからね。

介護保険適用外の場合

介護保険が使えない場合は実費での負担になります。

自費の料金については完全に事業者が決めているので一概には言えませんがほとんど満額の15,000円くらいに設定しているところが多いです。

下記の記事では介護保険が適用されないケースについてと、料金設定についてさらに詳しく解説しています。
»訪問入浴の自費利用について【料金やケース、メリットまで解説】

介護保険での訪問入浴の料金


負担割合によって変わります。下記のとおり。

  • 1割負担:1,500円くらい
  • 2割負担:3,000円くらい
  • 3割負担:4,500円くらい

1割と3割ではだいぶ違いますね。
ほとんどは1割負担だと思いますが収入や資産が多い方は2割負担になる場合も。

最近は3割り負担の利用者もチラホラいらっしゃいますね。

また、『くらい』と書いてあるのは各事業所がとっている加算によって多少前後するからです。
加算については下記の記事でまとめていますので参考にどうぞ。
»訪問入浴で使われる加算まとめ【減算ケースも解説】特定処遇改善加算、サービス提供体制加算

介護度は関係無い

ちなみに要介護1から要介護5まで料金(単位)は変わりません。

要支援と要介護で分別されるだけです。

補足:清拭・部分浴も介護保険を利用できる

訪問入浴のサービス内容には入浴介助と『清拭・部分浴』も設定されています。
ちなみに2021年1月現在では入浴の単位数×0.7で算出されます。

訪問入浴に関する単位は下記の記事で詳しくまとめています。
»【2021年4月改定】訪問入浴の単位数の変化と初回加算について

【介護保険】訪問入浴の利用回数

利用者の介護度に応じた持ち点数以内であれば何度でも利用可能です。

ただ、訪問入浴を利用する方は高確率で他の在宅サービスも利用しています。
(福祉用具や訪問介護、訪問看護など。)

そして後発で導入されることが多いので点数との戦いになることも珍しくありません。

各介護度に応じた利用限度は下記のとおりです!

介護保険の区分支給限度額

    要支援1:5,032単位
    要支援2:10,531単位
    要介護1:16,765単位
    要介護2:19,705単位
    要介護3:27,048単位
    要介護4:30,938単位
    要介護5:36,217単位

(※令和元年10月改定から令和3年1月現在)

平均的な利用回数

だいたい平均週に1.5回くらいです。
多い人で週3回、少ない人で月に1回の人もいます。

前述したとおり、訪問入浴は点数が高いので導入に地団駄を踏むケアマネも少なくないです。

介護保険内で訪問入浴に時間の制限はある?

結論は、ありません。
ただほとんどの事業所は1時間くらいを目処にしています。

しかし繰り返しになりますが制限はないので短くなるところもあるし、利用者によってはそれ以上の時間を要する場合もあります。

ケアマネが作る提供表にも1時間でとってもらいます。

ちなみにぼくのところは45分くらいでやってまして、契約の時にしっかりと伝えます。

提供時間はクレームの原因にも

提供時間があまりにも短いとクレームの原因になります。
訪問入浴は数回訪問すると準備や片付けに慣れてどんどん時間が短縮されていくことがあります。

同じお金を払っていて受けるサービスの時間が違っていたらそりゃあ怒りますよね。

30分で終わる事業所もある

前述したとおり、提供時間に介護保険上の制限はありませんので、会社によっては最初から30分と決めているところもあります。

サービス事業者選びは任せっきりにしない


介護保険制度についてもそうですが介護は突然始まることが多いので、右も左もわからずついつい誰かに任せっきりになったり、頼りっきりになっちゃいます。

誰かに頼ったり、公的な資源を使うことは全然よくてむしろそうしなきゃいけないことですが、頼りすぎると機会損失を産むことになりかねません。

サービスのクオリティは事業所単位で違う

悲しい現実ですがサービスの質は会社単位で、もっと言うと同じ会社内でも事業所単位で全然違います。

少しずつでも自分で調べてみる

今はSNS等でも事業所口コミや評判を調べることができます。

在宅介護に余裕ができ来たらちょっとずつでも自分で調べていくとより良い介護環境になっていく可能性が高まっていきます。

ということで今回は以上です。
訪問入浴は満足度が非常に高いサービスです。

上手に利用して利用者の爽快感を確保しつつ、介護者の負担を減らしていきましょう( ˆoˆ )/

おわり。

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