こんにちは、ユウ(@yuyuhoimin)です。
介護業界で働いて10年目、管理職をしています。



ということで今回は、
「介護職の出世に関するリアルな情報が知りたい人」
「できるだけ早く出世がしたい介護職員」
のために、介護業界の出世に関する疑問を網羅的に解決しつつ自身の体験談から爆速で出世する具体的なアクションプランを紹介していきます。
- この記事を書いているぼくは介護業界に勤めて10年目
- 入社して半年で現場の管理者になりました
- 現在は係長・所長をしています
本記事でご紹介する5つの行動を極めると確実に出世するはずです。
併せてご覧ください。
※参考:介護職が年収を上げる為の5つの行動とNGな行動2選【転職はどっち?】

介護業界のリアルな出世事情
それではまず、介護業界に10年いる中で社内外含めて見てきた出世に関するリアルな現状をお伝えしていきます。
介護職で出世する難易度
結論から言うとそこまで難しくありません。
実際にぼくは新卒のズブのど素人、全くの未経験で入りましたが半年ほどで事業所の「管理者」というポジションになりました。
同様に自分の会社以外の介護職員を見てきましたが、かなり若い人が同様に管理者や現場での責任者になっているケースは少なくありません。
誰もがすぐに社長にまで上り詰めることができるはずありませんよね。
今回ご紹介する出世に効果的なアクションプランは、「現場での責任者」レベルを想定しています。
もちろんそれを越えて統括的なポジションにつくことも不可能ではなく大きな推進力となるはずです。
介護職のキャリアプラン
続いて介護業界における役職を見ていきましょう。
一口に介護と言っても実は働き方には種類があり、それぞれにおけるキャリアや役職、呼び方等々微妙に変わってくるんです。
例えば上記のとおりです。
全て現場における責任者に分類される役職です。
前述したとおり、これらの役職に出世するのはそこまで難しくありません。
- これらは一般的な会社における役職と照らし合わせると「主任」や「係長」クラスだと考えると理解しやすいかと思います。
(※もちろん会社によって差異はありますが。)
そしてその先は課長、次長あたりまでならなんとかなれる可能性がまだあります。
言わゆるエリアマネジャーと呼ばれるようなポジションですね。
ひとつの事業所だけでなく複数を管理していくことが仕事になります。
大きな施設の施設長とかになるとそれだけで部長クラスに該当することも。

介護の会社であってもそこら辺は他の古い日本企業と何ら変わりないこともあります。
と言うよりもむしろ中途で入ってきた人の方が速度で言うと早く出世する人が多い印象があります。
それは介護が経験やスキルが積み上がっていく仕事だからです。
即戦力として迎えられたり、そもそも役職者を募集する求人も出ています。
介護職員のリアルな出世事情
役職についた人たちの声をピックアップしました。
はじめまして🙇🏽♂️
訪問介護事業所でサービス提供責任者をさせていただいております。
福祉に関してまだまだヒヨコ🐥なので
皆さんのお話を聞かせていただく場になればと思っております!無言フォロー失礼します。
よろしくお願い致します。— おちゃわん(訪問介護) (@20210201cha) October 15, 2021
この度、訪問介護事業所のサービス提供責任者として働く事になりました。
介護業界のお仕事ですが、まったくの未経験となります。
不安な事もありますが、利用者様、周りの職員、そして自分と、みんなが楽しく暮らせるよう尽力していきたいと思います。
よろしくお願いします🙇♂️— ふくしし (@hukushi_carer) November 4, 2021
仕事を辞めた日。介護の仕事を始めて5年。評価もされず、同期も受ける試験さえ受けさせてくれなかった上司。
面談しても、「自分の若かった時は」という話ばかりするマネージャー。
「課題社員だから異動は許可しない」
結局、話は折り合わず辞めた。初めて仕事を辞めた日。今は自分が管理者になった。— ゆきリンダ@絵本作家兼介護職 (@yuki_rinda) October 31, 2021
訪問介護の管理者に初めてなった時、それまで育ててくれたベテラン女性社員達の上司になった。僕は立ち振舞いを間違えて生意気連発。完全孤立に。超反省して泣きながら反省し、受け入れてもらった。あの反省があるから今がある。若い時に失敗してよかった。#訪問介護#失敗#マネージメント
— コムロ コージ@cojcsc (@forthenext20y) September 28, 2021
今の職場で10年以上
介護の仕事をしてきたその分
沢山の利用者さんの
人生にも関わってきたそして何より
僕の成長を見守ってくれる
利用者さんもいる新人からリーダー
管理者になっていった僕の成長
独身から結婚して二人の親になった僕の人生応援してくれる利用者さん達もいる事を忘れない
— 頑張っている介護職員応援隊 (@QoaShywEgNuj6LF) February 26, 2019



介護職が爆速で出世する為の5つの行動
早速ですが下記のとおりです。
- その①:営業力をつける
その②:女性からの信頼を得る
その③:愚痴や不満を出さない
その④:単純に上司にアピールする
その⑤:業務の効率化と改善を提案する
あまり他の記事やサイトには書かれていないことかと思います。
ただ、ぼくはこれらの行動で確実に今の役職になれたと実感しています。
それぞれ順番に解説していきます。
介護職が爆速で出世する為の行動(1):営業力をつける
営業力をつけてください。
「え?それが嫌で介護の仕事始めたんですけど‥。」
と言う声が聞こえてきそうですが、だからこそ営業力をつけると一気に目立ちます。
そして実はそこまで難しくありません。
営業で得た実績はあなたを昇格させる大きな材料、根拠になります。
ぜひチャレンジしてみてください。
下記の記事で介護営業についてかなり詳しく解説しています。
※参考:介護営業の完全ガイドマップ【仕事内容から成果を出すコツまで全て解説】
介護職が爆速で出世する為の行動(2):女性からの信頼を得る
同僚の特に女性からの信頼を勝ち得てください。
もちろん男性職員を蔑ろにしていいわけではありませんが、
女性職員を味方につけた方が圧倒的に有利なので優先順位をつけるならそこに注力してください。
こまめにコミュニケーションをとり信頼を勝ち得てください。
介護職が爆速で出世する為の行動(3):愚痴や不満を出さない
全て我慢する必要はありませんが、出世したいなら愚痴や不満は表面化させない方がいいです。
もし不満等があるなら解決策を用意して提示しましょう。
それが昇格のきっかけになることもあります。
現場の役職者は上手にみんなを引っ張っていく存在です。
介護職が爆速で出世する為の行動(4):単純に上司にアピールする
上司に、
「なりたいです!」
とアピールするか、もう直接言ってしまいましょう。
意外と意思表明しただけで、サクッと上がることも全然珍しくありません。
言った直後での昇格が難しくても、上司もそれ相応にあなたを育成してくれる可能性もあります。
なぜならそもそも介護職員で出世したいと名乗り出る人が少ないからです。
介護職が爆速で出世する為の行動(5):業務の効率化と改善を提案
先ほども少し触れましたが、
「ここ無駄だな。」
とか、
「ここ、もっとこうした方が良いな。」
みたいなことがあれば具体的に計画して試算までしてみてください。
できるなら行動にまで移して結果を持って上司に報告しましょう。
営業力と同様にあなたの実績になります。
この目に見える実績は非常に大切で繰り返しになりますが、昇格時の強い後押しと根拠になります。
介護職で出世が遠のく勘違いな行動3選
続いて逆に出世が遠いてしまう勘違いな行動をご紹介します。
もしかしたら他の記事やサイトでは以下からご紹介する行動を推奨しているものもあるかもしれません。
ただ個人的には、
「逆効果だな‥。」
と感じることが多かったのでその理由も併せて解説していきます。
その②:残業をしすぎる
その③:急に仕切り出す
上記のとおりでして、ポイントは全て「やり過ぎてしまう」ところにあります。
それではひとつずつ解説していきます。
介護職で出世が遠のく勘違いな行動(1):研修に出まくる
社内、社外の研修に精力的に参加しまくること。
もちろん自分自身のスキルや見識の向上にはつながります。
そして広く言えば出世に繋がらないこともありません。
しかしコスパが圧倒的に悪いです。
好きで参加するのはOKですが出世するために参加しまくるのは辞めましょう。
介護職で出世が遠のく勘違いな行動(2):残業をしすぎる
これも大きな勘違いです。
そして同様に適正な残業は広く見ると出世につながるかもしれませんが、度を過ぎた残業は逆にマイナス効果です。
時間内に仕事を終わらすことができない人だと認識される可能性があります。
現場のリーダーになるなら必ず誰かに仕事を振る機会が出てきます。
全て1人で抱え込もうとするとパンクします。
実際それで睡眠不足になって、車で事故を起こしたり何度も注意を受けている職員を見ました。
また、残業はクセにもなりやすく、残業している自分に酔ってしまうことがあります。

逆に出世が遠のくのでやめましょう。
介護職で出世が遠のく勘違いな行動(3):急に仕切り出す
上司へのアピールは良いですが、まわりの職員や同僚にいきなり仕切ったり指示を出すのはやめましょう。
前述した「信頼」の獲得から遠のいてしまいます。
仕切るのではなく、同僚の話に真摯に向き合い耳を傾け、できる範囲で問題解決をしていくと徐々に信頼が溜まっていきます。
介護職が出世する時の注意点
介護職においても他の業種の会社員同様に上を目指すのは立派ですし、仕事をする上では大切なことだとさえ思います。
しかし介護職における出世は注意しておかなければ逆に自分を苦しめることになりかねません。
勇足で出世したけど悲惨な状況になってしまっている人たちを何人も見てきました。
そうならない為の3つの注意点をご紹介します。
- 注意点①:給料の上げ幅
注意点②:伝家の宝刀「兼務」
注意点③:より会社の言うことを聞くという事
上記のとおり。
こちらも深堀りしていきます。
介護職が出世する時の注意点(1):給料の上げ幅
中々聞きづらいことですが1番大切です。
どれくらい給料が上がるのか、どれくらい年収が上がるのかしっかりと確認しておきましょう。
自分が今目指している役職やポジション、その2個くらい先まで把握しておくのが賢明です。
現役職者の姿を見てどれくらいの給与アップが妥当か予め予測しておくことも重要です。
ひどいところは全く役職手当がつかないところもありますので。
介護職が出世する時の注意点(2):伝家の宝刀「兼務」
先ほどご説明した給与の話にもつながりますが、兼務が予め確定している役職は要注意です。
例えば、
「現場職員として働きながら管理業務もやってね!」
とか言われたら怪しんでください。
仕事の都合上管理職を設置しなければならないのに誰もやりたがらずなんてこともありますので。

人間何か責任あるポジションや職務を任されたりすると何とかこなそうとしちゃいますからね。
ぼくの場合はもちろん自分の要領の悪さもありましたが、すぐに別の部署に移動しました。
介護職が出世する時の注意点(3):より会社に依存していく
出世するということは、より会社の言うことを聞くと言うことになることを十分に理解しておいてください。
基本的に会社であれば社員は上司の言うことに従います。
しかし介護現場ではよくすれ違いが起こります。
会社の方針をしっかりと確認してから出世を目指しましょう。
介護職で出世したいなら株式会社一択
最後に介護職が出世するための1番の近道というか、大前提となる要素をお伝えして終わりたいと思います。
本記事で設定した目標である主任・係長になるには株式会社に所属することを強くおすすめいたします。
- なぜならその他の法人と比較して圧倒的に出世がしやすい構造になっていて、主任・係長クラスになる手堅い選択だからです。
介護職と聞くとどうしても社会福祉法人等々をイメージしてしまいますが、出世したいなら断然株式会社です。
できれば上場企業を狙う
そして株式会社の中でもできるだけ大手、可能であれば上場企業を狙ってください。
そっちの方がキャリアアップ制度がしっかりしている可能性が高いからです。
ブラックである可能性が高いからです。
もちろん人も少なく、チャンスも広がっていることは事実ですがかなりハードである場合が多いです。
前述したように兼務だらけでコスパが非常に悪くなるリスクがあります。
出世しやすい職種に行く
そもそも出世がしやすい職種を選ぶのも大きな近道になります。
冒頭でもお伝えしたとおり、一口に介護職と言ってもその働き方は様々です。
- ポジショントークになってしまいますが訪問入浴は出世を目指す、男性に特におすすめです。
サービスの性質上、男性1:女性2で仕事をするので男性がより際立ち、目立つからです。
事実、社内外含め訪問入浴の事業所の管理者は若い人が結構多いです。
訪問入浴に関しては下記の記事に全てをまとめましたので気になる方はチェックしてみてください。
※参考:訪問入浴完全ガイド【利用者・ケアマネ・介護士・看護師全てわかる】
プロの力も借りつつ準備していく
そして会社選びにはプロ(転職エージェント)の力も借りましょう。
彼らは求人市場に強く精通した情報を持っており、無料なので使わない手は無いです。
履歴書の添削から、交渉、面接の同行までしてくれるところもあります。
介護系に強いおすすめの転職エージェントは下記のとおり。
大手を中心に2〜3個くらい登録しておけばOKです。
多すぎると管理も大変だし、うざいですからね。
上記の3サイトに関しては下記の記事で詳しく解説していますので併せてご覧下さいませ。
※参考:【介護系に強い】おすすめの転職サイト・エージェント比較!業界人が選ぶのはここ
転職にはリスクがつきものですが、転職活動にはリスクがありません。
転職のプロの話を聞きき、「転職しない」と決めるのも良しです。
上手に活用してブラック企業を避け、ホワイト企業を選ぶ確率を高めましょう。
動き出した人から変わっていきます。
おわり。
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