こんにちは、ユウ(@yuyuhoimin)です。
介護業界で働いて10年目、管理職をしています。



ただわからないままいざ勢いで始めてしまうと、後から後悔することもザラです。
- 逆に介護の仕事に対する不安をひとつでも多く解消した状態で就職や転職活動を開始することができれば気持ちの面で余裕を持って面接等に臨むことができるはずです。
そしてそれは採用率にも直結してその後にも影響します。
ということで今回は、
「介護の仕事に興味がある人」
「自分にできるか不安な人」
のために、介護職にはどんな人が向いてて、また求められるのかを
介護職に対してよくある質問と合わせて網羅的に解説していきます。
- この記事を書いているぼくは介護業界に勤めて10年目
- 転勤と異動を繰り返してたくさんの介護現場を見てきました
介護職に向いてる人の特徴に関しては、より信頼性を担保したかったため介護関係のFacebookグループ8個(参加メンバー合計52,453人)とTwitterのフォロワーさん(28,00人くらい)に向けてヒアリングを行った結果をまとめています。
今回ヒアリングした介護系Facebookグループは下記のとおりです。
介護と医療で頑張っている人を応援する会:2,303人
介護雑談〜不満・キラキラなんでも来い〜:3,214人
デイサービス職員ネットワーク:3,415人
介護現場から聞く〜意見交換・相談〜:2.3万人
福祉系のグループ:1,446人
カタチにこだわらない介護を考える会:3,708人
介護福祉を学び合う情報交換会:1.4万人

介護職に向いてる人の特徴5選
早速ですが下記のとおりです。
綺麗な回答ではなく、できるだけリアルなものをピックアップしています。
おそらく他ではあまり聞けない内容になっているかと。
- 特徴①:高齢者が好き
特徴②:人の話を聞ける
特徴③:良い意味でドライ
特徴④:柔軟な思考ができる
特徴⑤:振り回されることができる
それぞれ順番に解説していきます。
介護職に向いてる人の特徴(1):高齢者が好き
高齢者が好き、おじいちゃんおばあちゃん子だった人は介護の仕事に向いてます。
そもそも高齢者が嫌いな人は介護の仕事を続けていくのは難しいです。

介護職に向いてる人の特徴(2):人の話を聞ける
自分勝手でわがままではなく、しっかりと人の話を聞ける人も介護の仕事に向いています。
なぜなら介護は1人でする仕事のように思えて実はチームプレイだからです。
- 同じ職場のスタッフの申し送りを聞ける、または高齢者の意思をしっかりと汲み取れる人は介護の仕事のセンスがありかなり向いてます。
介護職に向いてる人の特徴(3):良い意味でドライ
良い意味でドライ、クールであることができる人も介護職に向いています。
逆説的な発想で入れ込みすぎると気づかないうちにパンクしてしまうからです。
利用者や周りの要望に応えすぎたり、1人の利用者に固執しすぎてしまったり。境界線をしっかりと見極められる冷静さを持つ人は長く続けることが出来やすいです。
介護職に向いてる人の特徴(4):柔軟な思考ができる
柔軟に考えられる人も向いてます。
逆に言うと頭がかたい人は少し厳しいかもしれません。
なぜなら介護現場では色々なことが起こるからです。
高齢者も一人一人違いますし、介護制度も常に変化していきます。
- その場に応じて臨機応変に対応できる人は介護職に向いています。
介護職に向いてる人の特徴(5):振り回されることができる
自分をコントロールできる、振り回されることができる人は介護の仕事に向いています。
包み隠さず言うと介護現場では理不尽なことが往往にして起こり得ます。
- それは利用者だったり、利用者の家族だったり、上司だったり、同僚だったり‥。自制し感情的にならずにいれることができる人は上手に介護現場を乗りこなしていきます。
【参考】現役介護士のリアルな声
今回ヒアリングをして、返ってきたリアルな声を抜粋してご紹介します。
相手を思いやる事ができる人。
自分本位で細かなことにしっかり気がつき行動できる人。
メンタル病むのも回復出来るのも根本的に自己責任だから・・
介護職に向いてない人の特徴3選
続いて介護職には向いていない人の特徴を列挙します。
- その①:体力が無い
その②:年齢が高すぎる
その③:介護を下に見てる
上記のとおり。
こちらもひとつずつ解説していきます。
介護職に向いてない人の特徴(1):体力が無い人
介護の仕事はまさに体が資本です。
必要最低限の体力はどうしても必要になります。
特に身体介護はコツもありますが体力勝負なところもあります。
僕も現場に入っていた頃はジムに通ってました。
(そこまでする必要はないですが笑)
例えば下記のような職種です。
- 福祉用具専門相談員
- 介護タクシー
- ケアマネ
- 事務員
- 相談員
- 人材紹介
- 営業専門職
下記の記事で詳しく解説していますので興味のある方はチェックしてみてください。
※参考:【現場に疲れた人向け】介護経験を活かせる他業種の仕事7選【低リスク】
介護職に向いてない人の特徴(2):年齢が高すぎる人
前述したとおり、介護の仕事にはある程度の体力が必要です。
なので高すぎる年齢の人は辞めておいた方がいいかもしれません。
もう絶対やめておいたほうがいいのが70代。
ただ、逆を言うとそれ以降の60代より下の方は何らかの形で職につくことが可能です。
他の仕事と比べて採用率も高い傾向にあるので広い年齢層が目指せる職業になっています。
下記の記事では各年代別に採用の難易度や求められることを解説しています。
※参考:介護職の年代別転職状況まとめ【中高年が有利?ヤング世代よりシニア世代が多い?】
介護職に向いてない人の特徴(3):介護を下に見てる人
根本的な問題でそもそも介護職を下に見ている人には向いていません。
というか介護職にならないでしょうし、なっても続きません。
もし介護職を恥ずかしいとか思っていたり周りの目が気になる人がいたら下記の記事をお目通しください。完全否定していますので^^
※参考:介護職は底辺で恥ずかしい?【業界歴10年の僕が完全否定します】
介護職に求められる3つのスキル
- スキル①:コミュニケーション能力
スキル②:情報処理能力
スキル③:気付く力
ひとつずつ深堀りしていきます。
介護職に求められるスキル(1):コミュニケーション能力
こちらも当たり前だと思うかもしれませんが必須スキルです。
繰り返し恐縮ですが、介護職は利用者だけではなく様々な人と関わります。
- 利用者の家族や関連職種のケアマネやリハビリの先生に、医師や看護師まで多様です。また、高齢者によっては介助を拒否したりする人も多くその際の説得や促しが成功するかもコミュニケーション能力が大きく影響します。
介護職に求められるスキル(2):情報処理能力
こちらも重複する部分がありますが、情報を読み取ってその場で判断したり対応する能力も求められてきます。
利用者に介護事故が起こった時や言動から真意を察知したり頭の回転の速さも必要になってきます。
介護職に求められるスキル(3):気付く力
先ほどご紹介した起こった事象に対して判断するスキルとは別に、その場では起きていない出来事に気付くスキルも介護職には必要になってきます。
利用者のニーズに対してもそうですが、普段とのちょっとした変化に気づけると介護事故等のリスクが大きく軽減します。
補足:働きながら身につけていく
これだけ聞くと、介護職ってめっちゃ難しそうと思うかもしれません。
しかしこれらは誰もが最初から持っているスキルではありません。

これらのスキルは仕事を継続していく中で身につけ研鑽していくものであっても良いと思っています。
なのでそこまで焦る必要はなくゆっくりと成長できればOKくらいに考えておくことが鍵です。



介護職へのよくある5つの質問
- 質問①:未経験・無資格でもOK?
質問②:どんな職場があるの?
質問③:出世とかってある?
質問④:腰痛めない?
質問⑤:副業してる?
ひとつずつ解説していきます。
介護職へのよくある質問(1):未経験・無資格でもOK?
結論から言うとOKです。
僕は未経験・無資格で介護の仕事を始めました。
困ったこともほとんどありません。
今は働きながら資格取得をサポートしてくれる会社もあるので。
資格が取れれば給料もアップです。
経験や資格の話については下記の記事でさらに深堀りしています。
※参考:未経験でも介護職に転職できる?実際に入ってみてわかった〇〇な実態
介護職へのよくある質問(2):どんな職場があるの?
かなりざっくり言うと「施設」と「在宅」の2種類に大別されます。
世間的なイメージで言うと「施設」の方が強いかもしれませんね。
ちなみに僕が従事しているのは「在宅」介護サービスの方です。
下記の記事で詳しく解説しています。
※参考:【3分でわかる】介護の仕事は施設か〇〇の2種類でおすすめは〇〇!【資格は必要?】
介護職へのよくある質問(3):出世とかってある?
無さそうだと思われていますがしっかりあるところはあります。
- 僕は現場の管理者→主任→所長みたいな感じで微妙なレベルですが出世してきました。
実は介護業界も役職を狙えるところは結構あります。
下記の記事では具体的な狙い方まで解説していますので気になる人は参考にどうぞ。
※参考:介護職が爆速で出世するための5つのガチなアクションプラン【キャリアアップ論】
介護職へのよくある質問(4):腰痛めない?
こちらも非常によくある質問です。
介護職の腰痛問題。結論から言えばしっかりと対策をしていないと危険です。
別に怖がらせるつもりはないのですが長く続けようと思えば切っても切れない問題ですので。
是非これから介護の仕事を始めようとしている方は下記の記事に目を通していただけると幸いです。
※参考:介護職は腰痛が転職・退職理由になることが多い?3つの対策とおすすめの職種
介護職へのよくある質問(5):副業してる?
最後は少しイレギュラーかと思う人もいるかもしれませんが、なかなかどうして最近はこれ系の質問も多いです。
そして僕は介護職をしつつこれまで多くの副業に挑戦してきましたがことごとく挫折してきました。
- そしてようやくお小遣い程度の収入が入ってくるようになったのが「ブログ」です。
実は介護従事者でブログを副業としている人は多く、僕自身も自信を持っておすすめできます。
気になる方は下記の記事からどうぞ。
※参考:介護職の副業にはブログがおすすめな3つの理由【運営レポート有り】
自分に合った良い介護の職場の見つけ方
- 手順①:働き方を決める
手順②:できるだけ大手を選ぶ
手順③:1人で見つけようとしない
最後にそれぞれ順番に解説していきます。
良い介護の職場の見つけ方(1):働き方を決める
まずは前述した介護の仕事をする場所(施設か在宅か)や、正社員か派遣かなど働き方を決めましょう。
行き当たりばったりや言われるがまま決めてしまうのはNGです。
良い仕事場に就ける可能性が下がります。
良い介護の職場の見つけ方(2):できるだけ大手を選ぶ
働き方が決まったら当たり前かもしれませんが、できるだけ良い条件の職場を探しましょう。
ざっくり言うと大手であれば大手であるほど良く、上場しているような会社であれば労働環境は高確率で良好でしょう。
ただ、良い企業はそれだけ入る難易度も高いです。
その為に次の手順です。
良い介護の職場の見つけ方(3):1人で見つけようとしない
就職・転職はできるだけプロの力を借りるようにしてください。
なぜなら成功率も上がるし負担も削減できるからです。
具体的には「エージェント」を活用してください。
- エージェントは企業の選定から履歴書の添削や同行、交渉まで行ってくれて、成功率をガツンと上げてくれます。
それが全て無料なので使わない手はないかと。
介護系に強いおすすめのエージェントを最後に載せておきます。
介護業界にはまだまだブラックと呼ばれるところが多いですが、ホワイトな企業もきちんと存在していますのでしっかりとチェックしてください。
おわり。
コメント