こんにちは、ユウ(@yuyuhoimin)です。
訪問入浴に従事して10年目、管理職をしています。
仕事がら、ケアマネとはかなり濃ゆく関わっています



ということで今回は、
「訪問入浴の導入で戸惑っている人」
「訪問入浴で聞きたいことがたくさんある人」
のために、
ケアマネが訪問入浴を導入する際によく聞かれることを網羅的に解説しています。
ケアマネが知りたいことにフォーカスしているガイドブックのようなページです。
様々ま疑問を解決することができます。
- この記事を書いているぼくは訪問入浴歴10年
- 訪問入浴の外部研修の講師をしたりしています
- 日本全国のべ1,000人以上のケアマネと仕事をしてきました
一連の流れがわかる動画も作成しました。
高層マンションでの訪問入浴を想定したデモンストレーションをしています。
それでは下記よりまとめていきます。
※参照:厚生労働省

訪問入浴を利用する目的
まずはみんながどんな目的で訪問入浴を利用しているかをまとめました。
ケアプラン作成時に悩むところですね。少し多くなりましたが下記のとおり。
- その①:清潔保持のため
その②:体重測定のため
その③:楽に入浴するため
その④:会話を楽しむため
その⑤:褥瘡の治癒のため
その⑥:リフレッシュのため
その⑦:看護の目が欲しいため
その⑧:安心して入浴するため
その⑨:自宅で入浴したいため
その⑩:家族の負担軽減のため
その⑪:身体機能の活性化のため
要約すると「清潔保持」と「褥瘡予防」の目的で利用されることが多いです。
下記の記事でひとつずつ解説しながら、
「要支援」の利用目的まで掲載しているので
気になる方は参考にどうぞ。
訪問入浴のケアプランの作り方
続いてケアプランの作成方法を見ていきましょう。
他のサービスと同様におおよその「型」があります。
サービス内容は下記のとおり。
- その①:看護師による健康チェック
その②:全身状態の確認
その③:会話(発語の促し)
その④:水分補給の促し
その⑤:移動介助
その⑥:入浴介助
その⑦:シーツ交換
その⑧:排便・排尿の確認
その⑨:爪切り
その⑩:着脱介助
その⑪:入浴後の処方軟膏塗布
さらに第一表や第二表の「長期目標」や「短期目標」、「利用者及び家族の生活に対する意向」、「総合的な援助の方針」の具体例を下記の記事で掲載しています。
訪問入浴の目標設定
こちらはほぼ決まっているようなものでして、だいたい『清潔を保持して安全にゆったりお風呂に入ってもらう』と設定するケアマネがほとんどです。
下記の記事ではケアマネ以外でサービスに関わる人たちの目標についても言及していますので参考にどうぞ。
訪問入浴の単位数
ケアマネから1番聞かれる質問です。
普段使わないと中々頭に入りませんし、先日(2021年4月)も改定されたばかりです。
1番大切なところだけ言うと2021年4月からは
- 訪問入浴介護費1256→1260
清拭・部分浴879→1134
上記のとおりに変化しました。
また、下記の記事ではさらに細かく解説しています。
サービスコードや訪問入浴の利用に置いて単位数が変わる「例外」も解説しています。
訪問入浴で使われる加算まとめ
- その①:処遇改善加算
その②:特定処遇改善加算
その③:サービス提供体制加算
結論から言うと上記の3種類です。
こちらは事業所ごとによって違うので面倒くさいですよね。
ホームページやハートページ、担当者からヒアリングが必要です。
前述した「単位数」と同様にこちらも先日改定がありました。
下記の記事で「減算」されるケースもセットで詳しく解説しています。

訪問入浴における行為で制度的にOKなこととNGなこと
こちらも導入前にけっこうケアマネから質問があります。
やってもらえると思っていたらやってもらえなかったりすることもあるので事前の確認はマストです。
サクッと書き出すと下記のとおりです。
- 洗髪
- 全身洗体
- 陰部洗浄
- 軟膏類の塗布
- 衣服の着脱介助
- 貼り薬の取り替え
- スペース確保に伴う家具の移動
- 服薬介助
- 食事介助
- 家事全般
- 医療行為
- 理美容
- お試し
最後の「お試し」に関しては介護保険の制度上は完璧にダメですが業者と利用者間の個別契約で実施するところもあったりします。
下記の記事で「グレーな行為」も含めて詳しく解説しています。
訪問入浴の計画書作成義務は?
結論から先に言うと「無い」です。
他のサービスでは義務だったりするので勘違いするケアマネも少なくありません。
会社や事業所単位で作成して提出するところもあるので余計にこんがらがってしまいますね。
下記の記事では業者むけに作成方法を解説していますので気になる方だけチェックしていただければと思います。
障がい者の訪問入浴の利用について
障がいとなると基本的にはケアマネの範疇ではありませんが、福祉関係としては密接に関わり合っていますのであっても良い知識ですね。
ケアマネの中には法人で障がい分野まで着手されている方もいらっしゃいますので。
下記の記事で対象者や、条件、利用までの流れまで細かく解説しています。

いわゆる「大手」と言われるところと、ランキング形式で紹介した記事を2本用意しました。
訪問入浴の大手企業まとめ
- その①:アサヒサンクリーン
その②:アースサポート
その③:セントケア
上記のとおりです。
すでにご存知の方も多いかもしれません。
上記を指標にピックアップしました。
ただ、大手にはメリットもあればデメリットもあります。
下記の記事で詳しく解説しています。
訪問入浴業者の有名ランキング
- 1位:アースサポート
2位:アサヒサンクリーン
3位:ツクイ
上記のとおり。
実際に介護従事者のリアルな生の声を集めて集計しました。
ただ先ほど同様に有名だから良い企業とも一概に言えません。
あくまでひとつの指標としていただければ幸いです。
下記の記事では収集したリアルな声を掲載しています。
まとめ:ケアマネはもっと訪問入浴を使うべき
ポジショントークになってしまいますが、訪問入浴はもっと利用されるべきサービスです。
利用者の満足度はかなり高いです。
なんでもそうですが面倒だったり大変なのは最初だけです。
慣れてるケアマネは上手くぼくたちを利用します。
訪問入浴は単発でもよく使われますし業者も慣れています。
使い勝手の良いサービスですのでこの機会に是非ガンガン使い倒してください^^
おわり。
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