こんにちは。
介護業界で働いて10年目の管理職、ユウ(@yuyuhoimin)です。



ということで今回は、
「60代でも介護の仕事ができるのか知りたい方」
「チャレンジしたいけど不安が解消できていない方」
のために介護業界に10年間携わってきた知見を最大限に活用して、シニア世代の介護転職において寄せられる疑問について網羅的に解説していきます。
- この記事を書いている私は介護業界に勤めて10年目
- 面接官として実際に採用や人事にも携わっている
- 社外の介護職との関わりも多く様々な意見を収集

介護業界には60代でも転職できる?
結論から先に言うと、できるかできないかで言えばできます。
可能です。
実際に私も10年間業界にいますが、60代の介護職員さんを社内・社外関わらずたくさん見てきました。
冒頭でもお伝えした通り60代の求職者も確実に増加しています。
ただ、他の年代と比較すると採用率は確実に下がります。
セカンドキャリアとして
転職してくる方々の働き方としては定年後のセカンドキャリア、最終職として希望する方々が多いです。
ガツガツと面接に臨む人は少ないです。

現役バリバリでは難しい
繰り返しになりますが厳しいことを言うと、30代や40代と同等の仕事内容や責務を担うことや、バリバリ働くことは難しい可能性が高いです。
当然企業ごとに異なります。
なので、本記事で適切な職場の探し方や採用率アップの方法、転職成功のコツまで解説していきますので是非最後までお目通しくださいませ。
介護の仕事は何歳まで続けられる?
こちらも各会社次第にはなりますが、最長で70代の方も働かれています。
そしてむしろ70代の方が20代よりも多い調査結果もあります。
(下記グラフ参照。)
引用:クリックジョブ介護
冒頭でも触れましたがシニア世代のセカンドキャリアとしての転職先として人気です。
60代介護職に関する現場の声
リアルな現場の声を集めました。
自分のしたい介護と
できる介護ついていけない体力
に悩む60代介護職
— へのかっぱ (@3H0qH82p7QhIZze) October 26, 2021
年齢層高いところでバイトしてた時、60代の方が介護職と掛け持ちしてて「介護の仕事、相手が80代とか90代だから『あんたみたいな小娘の世話になんかならないっ!』って言われちゃった~♥私もまだコムスメなのよ~♥」って楽しそうに言ってたの好きだった。
— 今谷皆美 🌟🍙🦴天井写真集CFやってます📷 (@imaya_minami) December 8, 2020
35歳まで本業施設の正社員+違う施設の夜勤バイトの2つ掛け持ちを10年以上やって数年前まで年収400万以上ありました、知り合いの60代の介護職の人もむちゃくちゃ仕事つめて月30万稼いでるし、学歴、年齢、キャリアなしで拾ってくれる業界なのでアラフォー非正規の人是非介護職考えてみてください。
— ジル@人生再設計 (@shinoharakun) December 15, 2020



【60代の介護職】体力的な問題は?
60代で介護の仕事に挑戦しようとする方々の最も多い不安事と言っても過言では無いのが体力問題です。
こちらも結論から言うと職種によっては大丈夫です。
冒頭でもお話しした通り実際に働いている人はたくさんいます。
(よっぽどブラックで人材不足なところは別ですが。)
繰り返しになりますが、職種と職場選びが鍵になります。
60代におすすめな介護の仕事
個人的におすすめなのはDS(デイサービス)です。
なぜなら数ある介護の職種の中でも比較的、軽介助で体に負担がかからないことが多いからです。
利用される高齢者の方々も割と元気な方が多いので。
送迎の運転手として働いている60代の方もよくお見かけします。
シニア世代が介護職として働く3つのメリット
- その①:転職しやすい
その②:やりがいを感じられる
その③:仕事が生活に役立つ
上記のとおり。
それぞれ順番に解説していきます。
シニア世代が介護職として働くメリット(1):転職しやすい
世間全体で言うと60代での転職は現実的なことを言うとかなり狭き門でなかなか決まりにくいことが多いです。
しかし介護業界はまだまだ人手不足ですから、選択肢も多く他の仕事と比べてスムーズに転職が決まることが多いです。
つまり転職にかかる負担がかなり少ないと言うことです。
これは結構大きなポイントです。
シニア世代が介護職として働くメリット(2):やりがいを感じられる
若者と比べて、利用者と世代が近いこともあり円滑なコミュニケーションを図ることが可能です。
それは60代にしかできない強みとなり、結果として仕事にやりがいをもたらせてくれます。
20代、30代にはない付加価値が60代にはあります。
セカンドキャリアとして介護を選ぶ場合は、いかにストレスなく、楽しくできるかも大きなポイントです。
シニア世代が介護職として働くメリット(3):仕事が生活に役立つ
将来に役立つ知識と技術が身に付きます。
- 例えば介護保険制度の仕組みや最新の方法など。知ろうと思ったら簡単に手に入る環境に入れるのです。
自分自身が介護の知識や技術を身につけておけば家族の負担が劇的に軽減されます。
いつか自分が介護を受けるようになるときのための準備もしておくことができるようになります。
シニア世代が注意すべき3つのポイント
- その①:若い世代との調和
その②:期待し過ぎない
その③:無理はしない
60代から介護職として働く場合は上記を必ず意識してください。
こちらもひとつずつ解説していきます。
60代が介護の仕事をする上で注意すべき事(1):若い世代との調和
世代間の壁が仕事をする上での障壁となってきます。
お互いに歩み寄らないことには関係構築は進みませんので固定概念や先入観を捨てて利用者だけではなくスタッフともコミュニケーションを取るようにしましょう。
扱いづらいと思われることも‥
プライドや偏見は無い方が圧倒的に働きやすいです。
60代が介護の仕事をする上で注意すべき事(2):期待し過ぎない
期待し過ぎは厳禁です。
特に給料は下がると思っておいた方が無難です。
また昇格の可能性や思い描いていた介護現場とのギャップもあるかと思います。
60代が介護の仕事をする上で注意すべき事(3):無理はしない
無理はしないようにしましょう。
特にハード過ぎる労働は避けて、選ばないようにしましょう。
例えば施設系では夜勤等があるところも多いです。

60代の介護転職成功のコツ3選
- その①:簡単な資格をとっておく
その②:雇用実績があるか確認
その③:できるだけ負担を減らす
上記のとおり。
こちらも深堀りしていきます。
60代の介護転職成功のコツ(1):簡単な資格をとっておく
未経験・無資格で始められる介護の仕事ですが、欲を言えば「簡易的な資格」は持っていて損はありませんし、採用率がガツンと上がります。
面接時のアピール材料になりますので。
簡単な資格は取っておきましょう。
採用率がガツンと上がります
面接官の中では先程ご紹介した通り、採用を躊躇する人もいます。
そんな時に資格を保有していれば見え方が大きく変わります。
60代の介護転職成功のコツ(2):雇用実績があるか確認
転職先を選ぶときに「60代OK!」とか書いてる求人でもぬか喜びせず、必ず同年代の雇用実績があるかを事前に確認するようにしてください。
無駄な労力をかけないためにも必須です。
また転職先に同年代がきちんといると安心できますよね。
仕事が楽しくなるひとつの要因です。
60代の介護転職成功のコツ(3):できるだけ負担を減らす
転職活動にかける工数をできるだけ排除しましょう。
転職活動自体に疲れてしまって結局再就職が決まらない人も多々見受けられます。
具体的におすすめなのが「転職エージェント」の活用です。
転職エージェントであれば先程あげた「3つのコツ」を全て高いクオリティで実施することができるからです。
- 資格の無料取得支援がある
- 転職市場に精通したプロがいる
- 面接同行や履歴書添削等の圧倒的なサポートがある
例えば上記のとおりです。
登録からサポート内容まで全て完全無料なので活用しない手はないです。
できるだけ早めに登録しておいて優良な求人案件を逃してしまわないようにしてください。
大手を中心に2〜3個くらい登録しておけばOKです。
多すぎると管理も大変だし、うざいですからね。
上記の3サイトに関しては下記の記事で詳しく解説していますので併せてご覧下さいませ。
※参考:【介護系に強い】おすすめの転職サイト・エージェント比較!業界人が選ぶのはここ
転職にはリスクがつきものですが、転職活動にはリスクがありません。
転職のプロの話を聞きき、「転職しない」と決めるのも良しです。
自分が、
「なぜ介護の仕事がしたいのか?」、
「どういったスタンスで介護の仕事に臨むのか?」
をしっかりと自問自答して後に、本記事を活用しながらゆっくりと転職活動を進めていただければ幸いです。
おわり。
コメント