こんにちは、ユウ(@yuyuhoimin)です。
介護業界で働いて10年目、管理職をしています。



ということで今回は、
「介護職と腰痛の関係が気になる人」
「腰痛持ちでもできる介護関係の仕事が知りたい人」
のために、腰痛持ち介護職のリアルな声と、原因と対策まで解説していきます。
- この記事を書いているぼくは介護業界に勤めて10年目
- 腰痛リスクのかなり高い訪問入浴介護に従事している
- 介護職員への研修やセミナー講師としても活動
読んだ後は腰痛になるリスクが減り、腰痛の人は緩和できるようになるかと。

介護職は腰痛が転職・退職理由になることが多い?
介護の仕事=腰痛のイメージが強いですが、実はそれが理由で退職する人はほとんどいません。
下記のグラフのとおりです。
出典:きらケア
ただ、全くそうでないかと言われると違います。
非常に深刻な腰痛に悩まされて退職する人もいます。
そしてじっさいにほとんどの介護職が腰痛の症状を持っています。
出典:ケア求人ナビ
ほっておけば業務に支障をきたしますし、日常生活にも影響してきます。
企業も腰痛予防・緩和ツールを導入
ぼくが従事する訪問入浴ではアシストスーツと呼ばれる介護ロボットを導入していたりしました。

各企業もなんとか離職率を下げるために動いています。
アシストスーツについては下記の記事で詳しく解説しています。
※参考:介護アシストロボット、マッスルスーツについて
介護士の腰痛事情:体験談
続いて現役の介護士たちがどのようにして腰痛と向き合っているかをピックアップしました。
今日は休み。競馬場に行けなくなったので、お家のテレビで競馬観戦。
今日は調子良かったです。
今から、ジムに行って身体を動かしてきます。
ちょっと腰痛が出かかってるので、腹筋と背筋をして、バランス良く筋トレします。
— 介護オヤジ (@hSoicr8CvYACFHm) April 25, 2021
極ちゃんありがとうございます。今日もお疲れ様でした。介護は腰痛との戦いよお…100キロのおばあちゃんを抱えたりお着替えさせたり💦車椅子ごと認知症のおじいちゃんを車で送迎してたら失禁しちゃったり😫もう怖いものはなくなったわあ💦😂
— よっき〜 (@yocky15572201) April 30, 2021
ナイスな発想です♡
一緒に足腰鍛えましょ
介護に腰痛はつきものです
負けないインナーマッスルを!— tomomo🧈🧈🧈 (@yoontete0717) April 29, 2021
出典:Yahoo!知恵袋



介護士の腰痛事情:労災について
出典:介護の123
上記のグラフのとおり、腰痛で労災を使う介護士は増加しています。
万が一労災を使わなければならなくなった事態を想定して記録等々はしっかり残しておきましょう。
ぼくの周りでも使う人けっこういました。
認められれば様々な給付が得られます。
ただ、もちろん腰痛にならないにしたことはありません。

以下から解説していきます。
介護職が腰痛になる3つの原因
まずは介護職が腰痛に悩まされるようになってしまう代表的な要因から。
- その①:対策不足
その②:職種
その③:環境
上記のとおり。
それぞれ順番に解説していきます。
介護職が腰痛になる原因(1):対策不足
腰痛を甘くみてしまうことです。
個人的に1番の原因だと思ってます。
そして恥ずかしながらぼくも昔はそうでした。
特に若い人は気をつけてください。
「俺は大丈夫っしょ!」
そして急にぎっくり腰になったりしますので。
出典:Yahoo!知恵袋
まさに上記のとおりだと思います。
必要な知識と技術の習得を怠らず、身につけていきましょう。
介護職が腰痛になる原因(2):職種
一口に「介護」と言っても様々な種類があります。
職種によって腰にかかる負担の度合いも違ってきます。
後者の方が腰痛になるリスクは高いです。
自分が従事している職種は腰痛になるリスクが高く避けたいのであれば違う職種を検討してみてもいいかもしれません。
介護職が腰痛になる原因(3):環境
労働環境、職場ですね。
前述した2つの原因を排除していても環境次第でそれが全く無意味になってしまうからです。
結局はこの「環境」に依存するところが大きいです。
- しっかりと休憩時間が確保されているか、
介護技術に関する研修は行われているか、
業務過多になっていないか、
休みは取れているか、
勤めている会社がしっかりとサポートしている、もしくは対策を講じているかはかなり重要なのでしっかりとチェックしてください。



【介護職と腰痛】3つの改善・対策方法
続いて改善・対策方法をご紹介します。
- その①:スキルの習得
その②:ツールの利用
その③:環境を変える
上記のとおり。
こちらも深堀りしていきます。
【介護職の腰痛】改善・対策方法(1):スキルの習得
我流、自己流を捨てきちんとした介護技術を学びましょう。
新たな繋がりもできるかもしれません。
介護福祉士を目指す過程でも習得できますのでひとつの目標にするのをおすすめします。
ほとんどの会社が手当をつけてくれますし。
また、今はYouTubeなんかでも介護技術の講義なんかをしているのでそちらも参考になります。
【介護職の腰痛】改善・対策方法(2):ツールの利用
サポートツールを使用しましょう。
前述したように会社が用意しているのであれば横着せずに使い倒しましょう。
「使わない方が楽だから!」とか
「使わない方が早いから!」
という理由で腰痛リスクを高めてしまうのはもったいないです。
また、個人で用意できるツールも併用するとさらに腰痛リスクを下げることができます。
下記の記事で介護職におすすめの腰痛ベルトを紹介していますので参考にどうぞ。
※参考:介護士におすすめの腰痛ベルト5選【業界10年目がシーン別に厳選】
【介護職の腰痛】改善・対策方法(3):環境を変える
先ほどもお伝えしたとおり、環境が与える影響力は破壊的に大きいです。
全ては環境(勤めている会社)次第と言っても過言ではありません。
ブラックからホワイトに転職するのもそうですが、職種を変えるのもひとつの手です。
特に経験者におすすめしたい身体的な負担が少ない介護系の仕事が下記のとおりです。
- 福祉用具専門相談員
- 介護タクシー
- ケアマネ
- 事務員
- 相談員
- 人材紹介
- 営業専門職
いずれも現場の経験がプラスになります。
それぞれの職種について下記の記事で詳しく解説しています。
※参考:【現場に疲れた人向け】介護経験を活かせる同業種の仕事7選【低リスク】
「やっぱり現場の中で探したい!」と言う方は意外に夜勤専従がおすすめです。
一般的に抱くイメージとは異なり、作業量が日勤と比較して圧倒的に少ないみたいです。
稼ぎやすいですし。夜勤専従に関しては下記の「ままる」さんの記事が詳しくてわかりやすいのでチェックしてみてください。
補足:ヨガ&筋トレがめっちゃ効果あった
完全に余談ですが、ヨガと筋トレまじで効果ありました。
ぼくは小さい頃から姿勢が悪くひどい肩こりに悩まされていました。
たくさんのマッサージ屋さんや、整体、鍼なんかも試しましたがどれもだめ。
- 母親もヘルニアで「遺伝だから治らないのかな〜。」なんて半ば諦めていましたが、ヨガと筋トレを毎日寝る前や朝起きてからの習慣にしたらかなり良くなりました。

繰り返しになりますが、介護の仕事をする上で腰痛とは遅かれ早かれ必ず向き合う時がきます。
であるならば早めに準備対策をしていた方が得策です。
本記事が少しでもその参考になれば幸いです。
素敵な介護士ライフを。
おわり。
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